今回の記事では、デル・テクノロジーズが 2025 年に発売したポータブルモニターの新モデル「Dell Pro 14 Plus ポータブル モニター P1425」の実機レビューをお届けします。
新しい「Dell P1425」は、アスペクト比の変更やスタンドの改良、軽量化などにより使い勝手が格段に向上しており、価格は上がったものの買って損はしない完成度の高いモデルです。
筆者はこれまで前世代モデル「Dell C1422H」を長く愛用してきましたが、今回の新モデルが日本で発売されてすぐに購入しています。カフェでの作業や出張時、あるいは自宅のリビングで作業する際など、Chromebook をメインデバイスとして様々な場所で利用しています。
視認性が向上した 16:10 の画面と持ち運びやすさ
「Dell Pro 14 Plus ポータブル モニター P1425」は、画面のアスペクト比が従来の 16:9 から 16:10 (1,920×1,200) に変更され、縦方向の表示領域が広がりました。

これにより、ウェブブラウジングやドキュメント作成時の作業性が向上しており、14 インチというサイズ感も相まってビジネスでも人気のある 14 インチノートパソコンとともにバランス良く使えます。

画質に関しても、輝度 400 nits、sRGB 100% の色域をカバーする IPS 液晶を採用しており、非常に明るく見やすい画面です。
ノングレア(非光沢)仕様のため照明の反射が目立ちにくく、前世代に続いてブルーライトを低減する「ComfortView Plus」機能も備えているため、長時間の文書作成のような作業にも適しています。
本体のサイズは 315.15 × 223.54 mm、スタンド部分の幅が 237 mm、奥行きは 137.85 mm となっています。
重さは約 570g で、前モデル(Dell C1422H)よりも 30g 軽量化されました。専用のスリーブケースも付属しますが、こちらはフェルト素材で堅牢性よりも軽さを重視した作りです。
筆者はバッグ内での保護を優先したいため、Bellroy の 14インチ用 Laptop Sleeve にケーブル 1 本と一緒に収納しています。
ケーブル配線しやすいスタンドと自動回転機能
新しい「Dell P1425」は、スタンド部分はディスプレイ本体よりも幅が小さく設計されており、USB-C ポートも引き続きスタンドの左右側面に配置されています。

これにより、ケーブルがディスプレイの横から飛び出すことが減り、位置調整もしやすく、ケーブル干渉も起きにくくなっています。なお、干渉を最小限に抑えるため、L 字型の USB-C ケーブルを使うことをおすすめします。

また、ジャイロセンサーの搭載により、本体の向きに合わせて画面が自動的に回転するようになりました。

以前のように OS の設定画面から手動で回転させる必要がなく、スムーズに縦置き・横置きを切り替えられるのは大きなメリットです。ただし、縦置きで使用するときは、角度の調整が少ししづらい点がネックです。
パススルー充電の仕様と注意点
「Dell P1425」もパススルー充電に対応しており、最大 65W の出力が可能です。そのため、「コンセント → P1425 → Chromebook」と接続して給電と映像出力を一本化できます。当然、USB-C ケーブルは 2 本必要です。

しかし、この構成で利用するには「出力 65W 以上」の充電器が必要です。コンパクトサイズの充電器に多い 45W の充電器では電力が足りず、Chromebook だと「低電力の電源に接続されています」といった警告が表示されます。パススルー機能を活用したい場合は高出力な充電器を用意するようにしてください。
ただ、この場合は Chromebook 本体に 45W 充電器を接続して、Chromebook から「Dell P1425」へ給電・映像出力すれば、警告が表示されることはありません。一方で充電速度が遅くなってしまう点は注意してください。
まとめ
「Dell Pro 14 Plus ポータブル モニター P1425」は、前モデルからアスペクト比の変更、軽量化、スタンドの改良、ジャイロセンサーによる自動回転への対応と、着実に使い勝手を改善しています。
価格は 41,800 円と安くはありませんが、キュメント作成やコーディングなどで、縦画面がメインまたは縦・横を切り替えて使いたいユーザー、外出先やコワーキングスペース、あるいはフリーアドレスのオフィスなどで、手軽かつ快適にマルチモニター環境を構築したい方にはおすすめです。


