堅牢性重視のスマートウォッチ「Amazfit T-Rex」をレビュー

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今回はスマートウォッチでも、タフさが売りのモデル「Amazfit T-Rex」のレビューをしていきます。なお、レビューにあたり実機を提供していただきました。

これまでに紹介してきたAmazfitのスマートウォッチから比べると、かなりゴツめでアウトドア向きとなっていて、とくに米国軍堅牢性規格のMIL-STD 810G(通称MILスペック)における12項目をクリアした耐久性が特長です。

もちろん基本的な機能に関してはこれまでと同じくスマートなので、アウトドアから普段使いまで広く対応できるスマートウォッチだと思います。

目次

実機レビュー

まずは「Amazfit T-Rex」の基本仕様から紹介します。

基本仕様

ディスプレイ1.3インチ AMOLED
360×360
Gorilla Glass 3 Corning
指紋防止コーティング
Bluetooth5.0 LE
GPSGPS + GLONASS
センサBioTracker
3軸加速度センサ
地磁気センサ
周囲光センサ
防水5ATM
堅牢性MIL-STD 810G
– 耐熱性 70℃
– 耐寒性 -40℃
– 耐湿性 240h
– 塩水噴霧耐性 96h
バッテリー390mAh
– 通常使用 約20日
– 時計のみ 約66日
– GPS連続使用 約20時間
サイズ47.7×47.7×13.5mm
重さ58g(ベルト込)

基本仕様として、1.3インチのスクリーンにAMOLEDを採用、Gorilla Glassと指紋防止コーティングが施されているため、日常使いでも使いやすいです。

特筆すべきはやはり堅牢性で、MILスペックの12項目にクリアしているためアウトドアなどでの使用に安心感があります。

バッテリー駆動時間もメーカーが定める通常使用時(一日あたり:メッセージ150件受信、30回画面表示、隔日30分ランニング)で約20日、GPSを連続使用しても約20時間(GPSオン維持、運動追跡、心拍数モニタリング)となっています。

GPSにはソニー製のハイエンドGPSチップを採用し、高精度デュアル衛星測位システムによって正確な測位結果を表示することも特長です。

また14種類のプロスポートモードを内蔵しているため、スポーツを楽しむ人だけでなくアスリート向けとしても使えるスマートウォッチです。

もちろん24時間連続心拍測定や血中酸素飽和度(SpO2)測定、睡眠モニタリング、ストレスチェックなども搭載していますので、健康管理用としても使えます。

この他にも天気予報やリマインダー機能といった便利機能も搭載されていますので、アウトドアやスポーツだけでなく日常使いでも使い勝手は悪くありません。

同梱品

本体のチェックに行く前に同梱品を紹介しておきます。

これまでに紹介しているAmazfitのスマートウォッチシリーズと同じく、USB-Aコネクタのマグネット式充電器と取扱説明書(日本語対応)が付属しています。

マグネット式充電器は最近出ているAmazfitスマートウォッチのほとんどのモデルと共通しているため、もし2台目以降であれば充電器を使いまわすことができます。

スクリーン

1.3インチの円形スクリーンにはAMOLEDが採用されているため、屋内・屋外とも文字が見やすく、色味がハッキリとしているため視認性は高いと思います。

タッチ操作に対する反応も悪くなく、使いやすいスマートウォッチだと思いますが、フチ部分がスクリーンよりも高くなっているため、少し窮屈な感じはあります。

少し気になったのは、ある程度の明るさであれば屋外でも反射せず見やすいと感じましたが、例えば真夏の日中などかなりの明るさがある状態だと盤面が見にくい可能性があると感じました。

私のように健康管理やたまのスポーツ程度に使うなら良いかもしれませんが、本格的なアウトドアで使う場合には注意が必要だと思います。

ケースとベルト

続いてケースですが、見た目の割に着けてみると軽く感じますが、厚みなどはそれなりにあるため、ゴツい印象は変わりません。

全体的な質感は良くも悪くもプラスチック感が抜けず、高級感のあるモデルには感じないため、ビジネスでの利用にはあまり向いていないように思います。

悪く言えばオモチャっぽい感じがあるため、道具としてこだわりを持つ人だと少し気になるかもしれません。

ただ安っぽく見えたとしてもMILスペック準拠でタフなことは間違いありませんので、ここは実用性を取るかデザインを取るかというところだと思います。

詳しいことは後ほど操作性のセクションで触れたいと思いますが、「Amazfit T-Rex」には4つのボタン(SELECT/BACK/UP/DOWN)が搭載されています。

それぞれ個別にショートカット機能が備わっているので、多機能な「T-Rex」には便利だと思いますが、その分やや操作が複雑になっていると感じます。

ボタン自体の反応は良いですし、出っ張りもほとんどないため糸や紐などにひっかけてしまうこともなく、扱いやすさで言えば悪くありません。

続いてベルトについてですが、デフォルトで装着されているベルトはシリコン素材となっているため、着け心地などはとくに問題ありません。

ただ、これまで紹介してきたAmazfitスマートウォッチとは異なり、ベルトがプッシュピン式ではないため気軽に交換できないというデメリットがあります。

アウトドアやスポーツなどで使うことを考えると簡単に外れないようにというのは仕方ないと思いますが、普段使いの延長で考えていると少し残念な感じがします。

機能とアプリ

機能面ではこれまでと同じく充実しており、MILスペックや5ATM防水といったハードウェアの面だけでなく24時間連続心拍測定、睡眠モニタリング、SpO2、ストレスチェック、PAI健康管理システムなど日常の健康管理から高精度GPS、スポーツモードなども搭載しているため、幅広い活躍をしてくれます。

もちろんスマートフォンに届いた電話やSNS、アプリからの通知も届きますし、日本語での表示も問題ありませんので、アクティビティ中にスマホを取り出すことなく通知確認が可能です。

おそらくスマートウォッチに望まれる基本的な機能は網羅していると思いますので、専門的な用途や特殊な使い方でなければ問題はないはずです。

また防水なので、着けたままシャワーを浴びたり風呂に入っても問題ないので、常時着けっぱなしで良いのは

これらの設定やアクティビティ結果の確認にはこれまでのシリーズと同じく「Zepp」アプリを使用します。

全てが日本語表示となっていますし、ダッシュボード機能や設定画面も使いやすくアプリとしては非常に完成度の高いものだと思います。

ただ、毎度のことながら文字盤のデザインは好みが分かれることと、種類が他のAmazfitシリーズに比べて少ないため、この点は今後改善してほしいと思うところです。

操作感とバッテリー駆動時間

1週間ほど使った感覚で言えば、やや重たさを感じるものの普段使いとしても使えるもので、アウトドアやスポーツをよくする人にとっては機能面からもオススメできるものだと思います。

タッチスクリーンであることや項目の表示・非表示をアプリから簡単に設定できるため、ユーザーの使用目的によってカスタマイズできるのも良いところですが、これまでに紹介してきたAmazfitのスマートウォッチと違い、ボタンが4つあることで項目を選択したり一つ前の画面に戻ったりする操作があまり直感的ではないことが気になります。

その分、必要な機能をアプリからショートカット登録して使うのであれば使いやすいと思いますが、私のように積極的に運動をしないユーザーだと少し勿体ない機能のようにも感じます。

このあたりはアウトドア向けのタフなスマートウォッチであるため、用途と合致するユーザーであれば問題ないことかもしれません。

バッテリー駆動時間については、これまでの私の使用状況(日中常時表示オン、睡眠モニタリング、10分間ごとの心拍測定、100件程度の通知)で、だいたい7〜8日は充電せずに使うことができます。

1日に20〜30分程度の運動をしても1週間ほどは持つという印象ですので、使い勝手としてはさすがAmazfitのスマートウォッチというところだと思います。

また充電もマグネット式充電器で手軽ですので、1週間に1度は忘れずに充電すればOKという感じで使いやすいと思います。

タフなスマートウォッチが必要な人向け

ということでここまで「Amazfit T-Rex」をレビューしてきましたが、普段使いというよりもスポーツやアウトドアなどで活用したい人向けのスマートウォッチだと思います。

もちろん普段使いでも問題はないのですが、GPS機能など多機能すぎる側面があることやビジネス用としては少しデザインがゴツすぎるため、使いどころを考える必要がありそうです。

ただ、こういうデザインが好みの方もいると思いますので、用途が合致すればコストパフォーマンスに優れた良いスマートウォッチだと思います。もしタフで機能が充実するスマートウォッチをお探しなら、「Amazfit T-Rex」の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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