Google は Pixel スマートフォン向けに、Bluetooth 経由で自分の声を他者と共有できる新機能「Voicecast」の開発に取り組んでいることが明らかになりました。
これは Android Authority が Pixel 向けに提供されている Android 17 QPR2 Beta 2 を APK 解析したことで、開発者向けオプション内に機能が追加されていることを確認しています。
Voicecast とは
Voicecast は、Bluetooth LE Audio 規格の一部である Auracast を利用し、マイクで拾った自分の声を Bluetooth 経由で複数の相手に同時配信する機能です。
既存の Auracast は、メディア再生時の音声に限って共有できましたが、Voicecast はマイク入力そのものが配信対象となります。
この機能は開発者向けオプションから機能を有効にでき、実際に有効になるとクイック設定に Voicecast のタイルが追加されます。このタイルをタップすると Voicecast のポップアップ画面が表示され、公開チャンネルまたは非公開チャンネルを指定して配信を開始できます。


チャンネル名の入力はどちらの場合も必須で、非公開チャンネルではパスワードの設定も求められます。配信セッションに画像を追加する機能も用意されており、ガイドツアーのような複数の配信が並行する場面で見分けやすくする用途が想定されます。
配信を開始すると、ポップアップ画面にミュートボタンと終了ボタンが表示されますが、現時点ではミュートボタンをタップすると配信が終了してしまうため、まだ正しく機能していないとしています。
ポップアップ画面はタップ外の操作で閉じることができ、閉じたあとも配信中はクイック設定 (通知パネル) にメディアプレーヤー風のウィジェットも表示され、配信状況を確認することができます。
正式展開は未定
現時点では、Voicecast 自体が APK 解析によって発見された機能で、さらに開発者向けオプションからのみ有効化できる段階にあり、提供時期や対象デバイスはまだ分かりません。
ちなみに、Pixel スマートフォンで複数のユーザーとメディアを共有できる「音声の共有」を使うには [設定] > [接続設定] > [接続の詳細設定] > [音声の共有] から機能を有効にすることができます。
なお、Samsung は One UI 8.5 で、Auracast を活用した「Audio broadcast」機能を提供しており、メディア音声だけでなくマイク音声の共有にも対応しています。











