Android 17 Beta 3、Pixel などの充電を早める「Priority Charging (優先充電)」をテスト中

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Google Pixel を充電している様子の写真
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Google が先日 Pixel デバイス向けにリリースした Android 17 Beta 3 のコードから、「Priority Charging (優先充電)」と呼ばれる新しい充電最適化機能がテストされていることが明らかになりました。

現時点では開発中の段階ですが、短時間でバッテリーを回復させる状況を想定した機能として、将来のアップデートで Pixel デバイスなどに導入される可能性があります。

目次

バックグラウンド処理を停止し充電に集中させる仕組み

Android Authority による APK 解析で発見されたコード文字列によると、Priority Charging は充電速度を引き上げるための機能です。

この機能を有効にすると、デバイスはアプリのバックグラウンド更新などの処理を一時的に停止し、システムリソースを充電に割り当てます。

バックグラウンドの活動が制限された状態でも、電話の着信やテキストメッセージの受信といった通信は通常通り機能します。

30W 以上の充電器を推奨、発熱も自動管理

コード内の説明テキストには、Priority Charging の効果を得るために「30W 以上の充電アダプタ」を使用することが推奨されています。

  • バックグラウンド処理を停止して充電効率を上げる
  • 最適な結果を得るには 30W 以上の充電器が必要
  • 充電中の温度変化を自動的に管理し、バッテリーを保護する

他の中華系スマートフォンメーカーが 100W を超える高出力による急速充電を採用しているのに対し、Google はバックグラウンドの電力消費をソフトウェア制御で抑え、充電効率を上げるアプローチを考えているようです。

また、30W 以上の出力を推奨していることから、Google が Pixel 9 シリーズの発表にあわせてリリースした 45W USB-C 充電器のような高出力な純正アクセサリの利用を前提とした設計になっていると推測できます。一方、ワイヤレス充電も対象になるかどうかは不明です。

Pixel 10 シリーズで導入された Qi2 ワイヤレス充電であれば対象となりそうですが、Pixel 10 Pro XL とそれ以外で充電速度に差があるため、機種が限定される可能性も考えられます。

Android 17 で強化されるバッテリー管理

また、Google は Android 17 Beta 3 において充電速度の改善だけでなく、バッテリーの劣化を防ぐ保護機能の調整も行っています。

今回の Priority Charging は、発熱を管理しながら充電を早める機能であり、Android 17 において「バッテリーの健康維持」と「充電利便性」の両立を図る方針と見られます。

まとめ

現時点では、Android 17 Beta 3 をインストールした実機の Pixel デバイス上でも、設定画面に Priority Charging の項目は出現していません。

また、今回は APK 解析によって判明したテスト中の機能であるため、今後のベータ版での挙動変更や、正式リリース時には採用が見送られる可能性もあります。

とはいえ、実装された場合には 15 〜 20 分程度の短い充電時間で効率よくバッテリーを回復させるための実用的な機能となることが期待されます。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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