Google は 2026 年 3 月 20 日、対象の Pixel デバイス向けに最新の実験的ビルドとなる Android Canary 2603(ビルド番号: ZP11.260220.007)を展開しました。
このアップデートは、Android Canary で動作する Pixel 6 シリーズから最新の Pixel 10 シリーズ、Pixel Tablet で利用可能となっており、将来の Android 17 で導入が期待される多数の新機能が含まれています。
記事執筆時点ですでに配信されていることを確認しました。
Android Canary 2603 の対象デバイス
今回のアップデートは、以下の Pixel デバイスおよび GSI(汎用システムイメージ)向けに提供されています。
- Pixel 6 / 6 Pro / 6a
- Pixel 7 / 7 Pro / 7a
- Pixel 8 / 8 Pro / 8a
- Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL / 9 Pro Fold / 9a
- Pixel 10 / 10 Pro / 10 Pro XL / 10 Pro Fold / 10a
- Pixel Fold
- Pixel Tablet
すでに Canary プログラムに参加しているユーザー(すでに Canary がインストール済みの対象となる Pixel デバイス)には、OTA アップデートが順次配信されます。
記事執筆時点で、筆者の Pixel 9a (Android Canary) でも配信が確認できており、更新サイズは 632 MB でした。

主な変更箇所
Android Canary 2603 では、主に以下の機能や UI において変更が加えられていることが確認されました。
- 画面録画 UI の刷新: 従来のポップアップ形式から、ステータスバーに収まるピル型(カプセル型)のデザインに変更されました。録画終了後のプレビュー画面も新設されています。
- クイック設定パネルの分離: Wi-Fi とモバイルデータのトグルが再び独立し、個別にオン・オフが可能になりました。
- アプリ管理とプライバシー: 新たに「アプリロック機能」が追加されたほか、アプリのバブル表示への対応も進んでいます。
- システム UI の調整: 長押しメニューのデザイン変更や、システム全体でのぼかし(ブラー)効果の強化、権限許可 UI の刷新などが含まれています。
これらの変更の詳細については、後日別記事で紹介します。
アップデートに関する注意
Android Canary チャンネルは、開発者が最新の API をテストするための非常に実験的なビルドです。一般的な利用を想定したものではないため、動作が不安定であったり、致命的なバグが含まれていたりする可能性があります。
また、Canary ビルドから安定版に戻る際にはデバイスのデータ初期化(ワイプ)が必要になるため、メインの端末で試す場合は十分な注意とバックアップが必要です。


