GrapheneOS は、Pixel 11 シリーズに初めて対応した Android 17 QPR2 Beta 4 のリリース後、Pixel 11 のサポートを実現できるとの考えを明らかにしました。
先日、Pixel 11 シリーズはメモリの不正な読み書きを検出するセキュリティ機能「Memory Tagging Extension (MTE)」が、ソフトウェアとファームウェアでの非対応に加え、ハードウェアでもほぼ確実に非対応だとしてサポート見送りを検討していることを伝えていました。
しかし、GrapheneOS の X の投稿によれば、Android 17 QPR2 Beta 4 の Pixel 11 シリーズ向けビルドを調査したところ、ハードウェア自体は MTE に対応していることを改めて確認したとしています。
ファームウェアには対応、OS 側では無効化
GrapheneOS によると、MTE 対応自体は OS 側で完全に無効化されているものの、ファームウェア側には MTE のサポートが改めて追加されていたと説明しています。
専用のカーネルを用意することで MTE を有効化できる可能性があるとしており、現在はこれが完全に機能するかどうかと、その性能特性を検証している段階だとしています。


Google がハードウェア側の MTE 高速化機能の大部分を削除した可能性も指摘しており、これによって性能が損なわれた結果、ソフトウェアだけでなくファームウェア側でも無効化されたとしています。
さらに、Google の複数の担当者に MTE の状況について問い合わせたものの、回答は得られなかったとしており、Pixel 11 で MTE に何が起きているのかはわかっていないとしています。
MTE 有効時の性能低下は約 5%
GrapheneOS は別の投稿で、MTE の性能について検証を進めているとし、標準的なベンチマークやその他のテストでは、性能低下が約 5% だったことを明らかにしています。
テストの範囲は限定的としながらもこの数値を「十分に許容できる範囲」とし、大幅な性能低下という注意点付きで Pixel 11 のサポートを実現できるとの考えを示しています。
ただし、現時点では Pixel 11 シリーズへの対応を確定させたわけではなく、今後もハードウェアの対応可否や性能特性の検証を続けるとしています。











