Google は 2026 年 10 月 22 日 (現地時間)、Google Meet の音声翻訳が 63 言語に対応し、会議内で話されている言語を自動で検出して翻訳できるようになったことを発表しました。
これまでは会議全体で言語ペアを 1 つだけ設定する必要がありましたが、今回の更新で、同じ会議の中で 63 言語の任意の組み合わせを翻訳できるようになります。
63 言語の翻訳と自動検出
今回の更新は Gemini 3.5 Live Translate によるもので、最小限の設定で 63 言語の間を相互に翻訳できます。
音声翻訳は、2026 年 2 月にWorkspace 向けの一般提供が始まり、4 月にはAndroid と iOS のアプリにも展開されましたが、対応は英語と一部の言語に限られていました。
Google Meet は話されている言語を自動で検出し、聞き手それぞれが設定した言語へほぼリアルタイムで翻訳します。1 つの会議で複数の言語が使われている場合や、話者が途中で言語を切り替えた場合も同様です。
翻訳の設定は会議全体ではなく参加者ごとに行い、各参加者が会議のツールバーにある翻訳専用のコントロールから自分用に有効にでき、すでに理解できる言語を追加で設定すると、その言語は翻訳されません。音声翻訳が有効なときは、字幕も翻訳音声に合わせて表示されます。
利用できる条件と制限
音声翻訳は、会議の主催者が対象プランのユーザーであれば、他のドメインのゲストを含むすべての参加者が利用でき、1 対 1 の通話ではどちらか一方が対象プランであれば両方の参加者が使えます。
1 回の会議で利用できる時間は、基本の Workspace プランと Google AI Pro が最大 90 分、AI Expanded Access、AI Ultra Access、Google AI Ultra が最大 8 時間です。
会議室の Google Meet ハードウェアでは、リモート参加者の翻訳音声を聞けますが、会議室側の音声は他の参加者向けに翻訳されません。
ライブ配信、会議の録画、クライアントサイド暗号化 (CSE) の会議、ダイヤルインやサードパーティの相互運用通話、適応型オーディオの使用中は利用できず、地域や年齢による制限もあります。
自分の音声を他の参加者向けに翻訳するかどうかは各ユーザーが選ぶことができ、この設定は Google Meet の設定から変更できます。Google は音声データを保存せず、音声でモデルをトレーニングすることもないとしています。
管理者と一般ユーザーの設定
対象の Workspace エディションでは、管理コンソールで Gemini for Meet の設定が有効になっていれば、音声翻訳はデフォルトでオンになります。組織部門 (OU) またはグループ単位でオンとオフを切り替えるには、[アプリ] > [Google Workspace] > [Google Meet] > [Gemini の設定] で変更できます。
一般ユーザーの場合、音声翻訳は会議の開始時点ではオフで、通話中に各参加者が有効にします。
展開スケジュールと対象プラン
即時リリースドメインでは 2026 年 10 月 22 日から最大 3 日程度、計画的リリースドメインでは 11 月 2 日から最大 15 日かけて段階的に展開されます。
対象プランは次のとおりです。
- Business: Standard、Plus
- Enterprise: Standard、Plus
- その他: Frontline Plus
- 個人ユーザー: Google AI Pro、Ultra
- Education アドオン: Google AI Pro for Education
- その他のアドオン: AI Expanded Access、AI Ultra Access
展開の初期は、機能の表示や同期字幕の表示にばらつきが出る場合があり、モバイルでは、Google Meet アプリを最新版に更新する必要があります。











