Google は 2026 年 10 月 1 日 (現地時間)、Gemini Live でカメラを共有すると周囲の様子を音声で説明する「シンプルガイド (Guided Vision)」を、Android 向けに提供を開始したことを発表しました。
この機能は、視覚に障害がある人や見えづらさを持つ人のコミュニティと協力して設計された機能で、2026 年 9 月の Android Drop で予告されていました。
Android 9 以降を搭載し、Gemini Live が利用できる地域と言語で提供されますが、現時点では段階的に展開されています。記事執筆時点では、筆者の Pixel 11 Pro 上の Gemini アプリで利用できることを確認しました。
カメラ越しに周囲を説明し、フレーミングの調整も音声で案内
Gemini Live でカメラを共有し、シンプルガイドをオンにすると、Gemini が周囲の状況を音声で説明し、質問と回答も音声でやりとりができます。
カメラの位置や向きがずれている場合は、フレーミングを再調整する方法が音声で伝えられます。


また、複数の言語での会話に対応しており、インド、ブラジル、シンガポール、インドネシア、日本などの視覚障害や弱視のコミュニティによるテストとフィードバックが反映されています。
Google は、Gemini Live が実際の状況に合わせて会話できるよう、アクセシビリティ支援サービスの Aira と提携したと説明しています。
Gemini Live の「シンプルガイド」でできること
Gemini Live の「シンプルガイド」でできることとして、ヘルプページでは次の 4 つが挙げられています。
- テキストの読み上げ、翻訳 : 小さいラベル、複雑な標識、メニュー、家電製品のディスプレイ、周囲にあるテキストの説明を音声で聞ける
- 物体の識別 : 周囲の物体の位置を把握でき、スパイスの棚でコショウを探すといった使い方ができる
- 物体の説明 : アイテムの色、形状、柄を把握でき、シャツの色や柄がズボンに合うかどうかを尋ねられる
- 周囲の状況の把握 : 落としたイヤホンを探したり、部屋のレイアウトの説明を聞いたりできる
Google は、高齢の人や文字の読み書きに不慣れな人、暗い場所で細かい文字を読みたい人にも役立つとしています。
シンプルガイドの使い方
シンプルガイドは Gemini Live で使える機能で、Gemini アプリの設定でオンにするほか、ショートカットや TalkBack から起動することもできます。
Gemini アプリでオンにする
- Android デバイスで Gemini アプリを開く
- 上部の [プロフィール写真またはイニシャル] > [設定] に移動
- [Gemini Live シンプルガイド] をオンにする


オンにすると、画面上の通知に表示される [Live を開始] から Gemini Live の会話を始められ、Gemini Live でデバイスのカメラを共有するときにも、シンプルガイドのセッションを開始できます。
ユーザー補助や TalkBack から起動する
ヘルプページでは、[ユーザー補助] からシンプルガイドのショートカットを設定し、ユーザー補助機能ボタン、2 本の指での下から上へのスワイプ、音量大と音量小の同時長押しのいずれかで起動できると案内されています。
また、TalkBack が最新の状態であることを確認したうえで、TalkBack を有効にして 3 本の指で画面をタップして表示される TalkBack メニューから [シンプルガイド] を選択します。
対応デバイスと利用上の注意
Gemini Live のシンプルガイドは、Android 9 以降を搭載したデバイスで、Gemini Live が利用できる地域と言語で利用可能です。
なお、シンプルガイドから得られる情報は不正確であることがあり、医療機器や移動補助具ではなく、安全な旅行ガイドに代わるものでもないと記載されています。











