Google Research が開発した Android 向けの実験的 AI アシスタントアプリ「COSMO」が、2026 年 5 月 1 日(現地時間)に Play ストアへ一時的に公開されたのち、同日中に削除されたことが 9to5Google から報告されました。
パッケージ名は com.google.research.air.cosmo で、Google の公式アカウントから公開されていましたが、Play ストアのスクリーンショットがアスペクト比のおかしい状態で掲載されるなど、公開準備が整っていない状態で、5 月 19 〜 20 日に開催予定の Google I/O 2026 を前にした誤公開とみられています。
Gemini Nano を内蔵したオンデバイス AI
COSMO は、Gemini Nano のローカルモデルを内蔵しているため 1.13 GB とアプリサイズが大きいことが特徴です。
設定には「Fulfillment Model」というメニューがあり、Gemini Nano のみを使うオフライン専用の「Nano Only」、サーバー側 AI を使う「PI Only」、オンライン時はサーバー・オフライン時は Gemini Nano へ切り替わる「Hybrid」の 3 モードから選択できます。「PI」が何の略かは明らかにされていません。


また、Android の AccessibilityService API を通じた画面へのアクセスにも対応していますが、Android Authority の報告では、テスト時点では完全には動作していなかったとしています。
14 の「スキル」で状況に応じて自動提案
COSMO は「スキル」と呼ばれる AI 機能を 14 種類備えており、ユーザーが都度指示しなくても状況に応じて自動で提案を行う設計です。確認されているスキルは次のとおりです。
- List Tracker : Google Keep のリストを自動提案
- Document Writer : 文書の作成・要約を補助
- Calendar Event Suggester : 会話中に決まった予定をカレンダーへ登録
- Browser Agent : Mariner を使ったブラウザ操作の自動化
- Add Timer : 時間が絡むタスクでタイマーを設定
- Deep Research : 複数ソースが必要な調査を代行してレポートを作成
- Quick Photo Lookup : 会話を中断せずに写真を検索
- Google it : Web 検索で答えられる質問を代わりに検索
- Jargon Definitions : 専門用語・略語を解説
- Provide Insight : 情報収集中にアイデアや知見を提示
- People / Event Understanding : 人物・出来事の背景情報を提供
- Recall : 思い出したいことを表示
- Conversation Summary : 文脈が切り替わった際に直前の会話を要約


すべてがデフォルトで有効なわけではなく、設定から個別にオン・オフできます。
誤公開後に削除、Google I/O 2026 での発表に期待
Android Authority は公開当初から「一般向けにはまだ早い」と指摘しており、その後まもなく Google は Play ストアからアプリを削除しました。既にインストール済みのアカウントでは引き続きページを表示できますが、それ以外のユーザーには「見つかりません」と表示されます。
COSMO が将来的に一般ユーザー向けに提供されるかどうかは不明ですが、Google I/O 2026 での正式発表が期待されます。








