Google は 2026 年 3 月 23 日(現地時間)、デスクトップ版(Windows / Mac / Linux)の Chrome ブラウザに向けて Chrome 146 の最新マイナーアップデートをリリースしました。
今回のアップデートにより、Windows と Mac 向けにはバージョン 146.0.7680.164 / .165 が、Linux 向けには 146.0.7680.164 が提供されます。
アップデートは、今後数日から数週間にかけて順次展開される予定です。
セキュリティ修正の内容
今回のアップデートでは、合計 8 件のセキュリティ修正が含まれています。
現時点で悪用が確認されているとの記述はありませんが、公表された 8 件の脆弱性すべてが Google の基準で 4 段階のうち 2 番目に高い深刻度である「High(高)」に分類されています。
公表された脆弱性は以下の通りです。
- [High] CVE-2026-4673: WebAudio におけるヒープバッファオーバーフロー
- [High] CVE-2026-4674: CSS における境界外読み取り
- [High] CVE-2026-4675: WebGL におけるヒープバッファオーバーフロー
- [High] CVE-2026-4676: Dawn における解放後使用(Use after free)
- [High] CVE-2026-4677: WebAudio における境界外読み取り
- [High] CVE-2026-4678: WebGPU における解放後使用(Use after free)
- [High] CVE-2026-4679: Fonts における整数オーバーフロー
- [High] CVE-2026-4680: FedCM における解放後使用(Use after free)
これらの脆弱性は、メモリの不正な操作やプログラムの予期せぬ動作を引き起こす可能性があるものです。すでに悪用されたという報告はないものの、安全のために早めの適用が推奨されます。
なお、Google はユーザーの多くが修正版に更新するまで、脆弱性の詳細な技術情報の公開を制限する方針をとっています。
Android 版 Chrome にも同様の修正が展開
Google は同日付けで Android 版 Chrome にも 146.0.7680.164 へのアップデートを展開しています。
リリースノートには Android 固有の問題は含まれていませんが、デスクトップ版と同じ問題の修正が含まれています。
手動によるアップデート手順
アップデートはバックグラウンドで自動的に行われますが、以下の手順で手動で確認して適用することも可能です。
- Chrome ブラウザ右上の「︙(3つの点)」メニューをクリックします。
- 「ヘルプ」から「Google Chrome について」を選択します。
- 自動的にアップデートの確認とダウンロードが開始されます。
- ダウンロード完了後、「再起動」ボタンをクリックして更新を適用します。
今回はすべて深刻度「High」のセキュリティ修正となっているため、手動で更新を開いて最新の状態になっているか確認しておくことをおすすめします。
これらの修正についても、Chromebook など ChromeOS デバイスにも今後展開される見込みです。
なお、次回のメジャーアップデートとなる Chrome 147 は 2026 年 4 月 7 日に予定されています。


