Google Play ストアの不審なキャストアプリ問題で Google が調査を開始。合計18億回インストールの報告も

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Google Play ストアのアプリ詳細ページのアプリアイコンの写真
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Google Play ストアの「TV へのキャスト / 画面ミラーリング」カテゴリにおいて、実際には機能しない不審なアプリが大量に出回っていることが報告されました。

これらのアプリは、少数の開発者ネットワークによって不正に操作されている疑いがあり、合計で 18 億回以上もインストールされていると言われています。Google は現在、この問題について調査を進めています。

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開発者の調査で明らかになった実態

この問題は、Android 向けの画面キャストアプリ「LocalCast」の開発者である Stefan Hurzlmeier 氏の調査 (Android Authority 経由) によって明らかになりました。

同氏が自身のアプリ内に表示される競合キャストアプリの広告を不審に思い調査したところ、それらが特定のユーザーを標的にした組織的な広告キャンペーンであることが判明しました。

報告によると、ベトナムやパキスタンなどを拠点とする少数の開発者ネットワークが、数十の偽の開発者アカウントを使用して 280 以上のアプリを運用しています。これにより、Google Play ストアのランキングや検索結果が組織的に操作されていると指摘されています。

悪質なアプリの手口と主なネットワーク

問題となっているアプリの大半は、そもそもキャストやミラーリングの機能を持っておらず、端末の再起動を余儀なくされるような「閉じられない広告」を表示したり、無料トライアルと称して即座に課金を行ったり、週額 25.99 ドル(約 4,000 円)という高額なサブスクリプションを要求したりと、非常に悪質な手口が報告されています。

とくに悪質なネットワークとして、以下のグループが挙げられています。

  • iKame / Begamob (ベトナム): 4つ以上の Play ストアアカウントで130以上のアプリを展開し、約15億回のインストールを記録。
  • MaxLabs (香港): デザインツールや写真編集ツールなど、8つの独立した開発者アカウントを運用。
  • AI Chatbot からの偽装アプリ: 以前は「AI Chatbot – Alpha」という名前だったアプリを、検索ランキングを引き継ぐためにキャストアプリへと名称変更したもの。
  • Nice – Polska Sp. z o.o.: ポーランドの開発者を装いながら、実際にはパキスタンの個人が運営しているとされるダミー企業。
  • Incube Technologies (パキスタン / UAE): アプリストア最適化(ASO)をサービスとして販売し、「SwiftBiz Apps」を通じてキャストアプリを公開。

Google の対応とユーザーへの注意

この報告を受け、Google は「現在この報告を調査中であり、Google Play のポリシーに違反するアプリが見つかった場合は適切な措置を講じる」との声明を出しています。

日本のユーザーにおいても、スマートフォンの画面をテレビに映すキャスト機能は便利な機能であり、検索して上位に出てきたアプリを深く考えずにインストールしてしまう可能性は十分に考えられます。

公式のキャスト機能や信頼できるメーカーのアプリを使用することが一番の対策ですが、もしサードパーティ製のアプリを試す場合は、開発元やユーザーレビューを必ず確認するようにしてください。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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