Google は、Google Meet アプリ内に残っていた従来の Google Duo 通話機能の廃止を完了し、Meet 通話へ完全に移行していることが報告されています。
Google Duo 自体は 2022 年の段階で廃止されましたが、一部の機能は Google Meet アプリ内で引き続き利用可能でした。
延期されていた移行が完了
当初、残された一部機能の完全移行は 2025 年 9 月に予定されていましたが、その後に 2026 年 1 月へと延期され、段階的な展開が続けられていました。
ここ数週間で Google Meet のホーム画面上部に表示されていた「以前(Duo 形式)の通話機能は、Meet の通話機能に切り替わります」という通知カードが非表示になり、以前の通話履歴や設定メニューにあった項目も削除されていることが確認されています。

実際に筆者のデバイス・アカウントで確認したところ、カードをはじめ各設定から従来の項目がなくなっていました。

廃止された機能と代替機能
今回の完全移行により、相手の応答前にビデオ映像を共有できる「ノック機能」や、ファミリーモード、ミラーモードといった Duo 特有の機能は完全に利用できなくなりました。
また、一部の機能については、デバイスの標準機能や Meet の別の機能で代用する形になります。
- モーメント: 代わりにデバイス標準のスクリーンショット機能を利用
- データ節約モード: 代わりに Meet の「セーバーモード」を利用
- ローライトモード: 一部のユーザー向けに、ビデオ照明調整やポートレート補正機能で代替
詳細については Google Meet ヘルプをご覧ください。
利用できる新機能とプライバシー設定
今後は「Meet 通話」の機能として、自動字幕起こし、画面共有、通話中のチャット、重ね合わせ可能なエフェクト、クラウド暗号化などの高度な機能が利用できます。

プライバシーの観点での変更も加えられており、デフォルトではメールアドレス宛に発着信が行われるようになっています。
もし連絡先に登録していない相手からの着信を防ぎたい場合は、Google Meet アプリの [設定] > [全般] に進み、「連絡先からの通話のみ受信する」という項目を有効にすることで、Google コンタクトに登録されている相手のみに制限することが可能です。
Nest デバイスへの影響
過去の発表でも懸念されていた Nest Hub Max などの Nest デバイスへの影響について、Google はサポートページで「グループ通話の着信は Nest ディスプレイでサポートされるものの、Nest スピーカーやディスプレイからのグループ通話の発信はサポートされない」と案内しています。
Nest デバイスを使って家族や友人と頻繁にグループ通話をかけていたユーザーにとっては、少し不便な変更と言えそうです。
まとめ
長きにわたって提供されてきた Google Duo の技術と機能が、ついに Google Meet へと完全に置き換わりました。
レガシー機能が使えなくなったことによる仕様変更や、一部機能の制限(特に Nest デバイスでの発信)はあるものの、全体としては機能が統合され、よりセキュリティが高く使いやすい通話アプリとして進化しています。
まだ新しい設定やプライバシー項目を確認していない方は、一度 Meet アプリの設定を見直しておくことをおすすめします。


