Apple が iOS 26.5 RC(リリース候補版)を開発者および公開テスター向けに配信しました。このリリースノートに、Android との暗号化 RCS メッセージング機能が記載されていることが報告されています。
これにより、iPhone と Android(Google メッセージ)の間のメッセージが、第三者から読み取れない状態でやり取りできるようになります。
iOS 26.5 RC のリリースノートに記載された内容
9to5Mac などの報告によると、今回配信された RC 版のリリースノートには「対応キャリアでエンドツーエンド暗号化 RCS メッセージング(ベータ)がメッセージアプリで利用可能になり、段階的に展開される」との記述が追加されています。
この機能は 2026 年 2 月からテストが続けられており、今回のリリースノートへの記載は、テスト段階から段階的一般展開へと進んだことを示しています。
なお、iOS 26.5 の一般リリースは今後 1 週間程度が見込まれています。
Android と iPhone 間の RCS E2EE とは
エンドツーエンド暗号化(E2EE)はメッセージの送受信の両端でのみ内容を復号できる仕組みで、キャリアや Google、Apple を含む第三者もメッセージの内容を読み取ることができません。
今回の暗号化には、GSMA の RCS Universal Profile 3.0 で導入された MLS(Messaging Layer Security)プロトコルが採用されています。
これは Google が Google メッセージで Android デバイス間の暗号化に用いているものと同じ規格であり、異なるプラットフォーム間での E2EE を標準化する仕組みです。
機能が有効になると、iPhone のメッセージアプリでは会話画面の中央に「テキストメッセージ・RCS|暗号化済み」と表示されます。Google メッセージ側でも、Android ユーザー同士のチャットと同様の鍵アイコンが表示されます。
利用するための条件と日本での展開の可能性
この機能を使用するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- iPhone 側:対応キャリアで iOS 26.5 以降を使用し、[設定] > [メッセージ] > [RCS メッセージング] > [エンドツーエンド暗号化(ベータ)]がオンであること(デフォルトでオン)
- Android 側:最新版の Google メッセージアプリを使用していること
日本国内ではすでにソフトバンク、au、ドコモの 3 社が iPhone 向け RCS に対応しており、Android と iPhone 間で RCS を使える環境は整いつつあります。
ただし、今回の暗号化 RCS はリリースノートに「対応キャリア」の条件が明記されており、国内キャリアが暗号化 RCS に対応するかは現時点で未定です。
そのため、iOS 26.5 がリリースされた段階でも、日本国内ですぐに利用できるかどうかは不明です。
楽天モバイルについては、これまでのところ iPhone 向け RCS への対応は確認されていません。







