Google は Android 版の「Find Hub」アプリに対し、地図の表示形式(レイヤー)を切り替える機能の展開を開始しました。
先週は Wear OS 版の Find Hub アプリがリリースされましたが、スマートフォン版にも使い勝手を向上させるアップデートが提供されています。
地図の種類を Google マップのように変更可能に
今回のアップデートにより、Find Hub アプリ内のマップ画面に「マップレイヤー」機能が追加されました。
Google マップと同様に、画面右上のアカウント切り替えアイコンのすぐ下に、小さなフローティングアクションボタン(FAB)が新設されています。


このボタンをタップすると「地図の種類の選択」というメニューが表示され、以下のオプションから地図の表示形式を切り替えることができます。
- デフォルト:通常の地図表示
- 航空写真:衛星写真による表示
- 地形:等高線や地形の陰影を表示
- 交通状況:道路の混雑状況を表示
これは Google マップでも利用できる機能で、デバイスを探すためのアプリである Find Hub に統合されたことで、より実用性が高まりました。
例えば、山間部や公園などの広い場所でデバイスを落とした場合、「地形」や「航空写真」に切り替えることで、デバイスの周辺環境を把握しやすくなります。
なお、このマップレイヤーの変更操作は、アプリを開いた直後の「メインマップ(デバイスまたはユーザーの一覧)」でのみ利用可能です。特定のデバイスを選択して追跡している個別の詳細画面では、現時点では変更できません。
まとめ
「Find Hub」アプリで航空写真や地形表示が可能になったことにより、屋外や入り組んだ場所で紛失したデバイスやタグの位置を特定しやすくなることが期待されます。
現在、この機能は Android 版 Find Hub のバージョン 3.1.485-2 にて段階的に展開されています。
筆者の Pixel 10 Pro でも、このバージョンへのアップデートを確認しましたが、実際にレイヤーボタンが表示されるまで少し時間がかかったため、サーバー側の更新が影響している可能性があります。
もし表示されていなくても、近いうちに広く利用可能になると予想されます。
出典: 9to5Google


