今年 10 月に存在が確認されていた、Samsung の Galaxy Chromebook シリーズにおける新しいエントリーモデル「Samsung Galaxy Chromebook 3 360」の詳細なスペックが明らかになりました。
記事執筆時点では、Samsung の韓国公式サイトにて製品ページが公開されており、価格については見積もりが必要なビジネス向けモデルとして紹介されています。
デザインは継続、中身は順当なアップグレード
公開された情報によると、ディスプレイやデザインといった外観については、数年前にリリースされた前世代モデル「Galaxy Chromebook 2 360」から変化はありません。
タッチスクリーンに対応した 12.4 インチ 2,560×1,600 解像度のディスプレイ、 2 つの USB-C ポートと 1 つの USB-A ポートが搭載され、本体の重さは約 1.28kg となっています。
一方、チップセットにはエントリークラスながら高性能な Intel N250 を搭載し、8GB RAM と 128GB UFS ストレージが標準構成となっています。
前世代は Celeron 4500 と 4GB RAM という非力な構成だったため、今回は順当なアップグレードになったと言えます。
Samsung 公式サイトで掲載されているスペックは以下のとおりです。
| ディスプレイ | 12.4 インチ 2,560 × 1,600 タッチスクリーン |
|---|---|
| CPU | Intel N250 |
| RAM | 8GB LPDDR5 |
| 内部ストレージ | 128GB / 256GB eUFS |
| 外部ストレージ | MicroSD |
| Web カメラ | 720p (1MP) |
| アウトカメラ | 8MP |
| ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 3.5mm Headphone jack |
| バッテリー | 45W 充電 |
| ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 |
| その他 | Sペン対応(別売り) |
| サイズ | 287.9 × 206.6 × 16.9 mm |
| 重さ | 1.28kg |
| 自動更新ポリシー | 2035 年 6 月 |
| 型番 | XQ520QHA |
| 開発ボード | Meliks |
| リファレンスボード | Nissa |
なお、ペンにも対応していますが、別売りのSペン (EJ-PP610) が必要となり、これは Galaxy Tab シリーズと共用のもののため、USI 規格に対応しているかは不明です。
複数のモデル構成を確認
今回判明した型番は「XQ520QHA」から始まり、以下の 4 つのバリエーションを確認できています。
- XQ520QHA-KG11G
- XQ520QHA-KG12G
- XQ520QHA-KG21G (8GB RAM / 128GB)
- XQ520QHA-KG22G (8GB RAM / 256GB)
「KG21G」と「KG22G」についてはスペックが確認できていますが、その他のモデルについては詳細が不明です。しかし、番号の法則性を考慮すると、下位モデルにあたる「KG1x」シリーズとして、Intel N150 や 4GB RAM を搭載モデルが存在する可能性も考えられます。
まとめ
以前より報告されていた新しい「Samsung Galaxy Chromebook 3 360」のスペックが公式サイトから確認されました。
前世代「Galaxy Chromebook 2 360」は物足りない仕様でしたが、今回のモデルは 2026 年のスタンダードな Chromebook として十分通用する仕様を備えています。
なお、現時点では韓国のビジネス向けサイトでのみ確認できており、コンシューマーやグローバルでは正式に発表されておらず、価格も公表されていません。
来年の CES や BETT などでのグローバル発表が期待されます。







