今月初めに「Android 16 QPR2」を含む 2025 年 12 月の月例アップデートが配信されたばかりですが、本日より一部の Pixel ユーザーに向けて、追加のシステムアップデートの展開が始まっています。
今回のアップデートは、現時点では全ユーザー対象ではなく、主に米国の Verizon(ベライゾン)や英国の一部のユーザーが対象のようで、OTA ファイルのサイズは約 25MB と小規模です。
対象機種は Pixel 8 シリーズ、Pixel 9 シリーズ、最新の Pixel 10 シリーズとなっています。
Google からはまだ公式なファクトリーイメージや OTA イメージは公開されていませんが、Verizon が対象 Pixel 向けのリリースノートを公開しており、ビルド番号は「BP4A.251205.006.E1」であることが判明しています。
主な修正内容
Verizon のリリースノートによると、今回のアップデートには、主に以下の 3 つの重要なバグ修正が含まれています。
- バッテリー消費の改善: 通常よりもバッテリーの減りが早い問題の修正
- タッチ操作の不具合(Pixel 10): Pixel 10 で断続的に発生していたタッチパネルが反応しなくなる問題の修正
- キャッシュされたコンテンツへのアクセス: Android 14 以前から Android 16 へ直接アップグレードした際に、ローカルに保存されたコンテンツ(オフラインメディアやマップなど)にアクセスできなくなる問題の修正
とくにバッテリー消費の問題と、Pixel 10 におけるタッチパネルの不具合の修正は朗報です。
日本での展開について
記事執筆時点では、日本のユーザーにも広く展開されるかはまだ不明で、筆者の Pixel 10 Pro および Pixel 10 Pro Fold ではアップデートを確認できていません。
報告の多くは Verizon ユーザーのため、キャリア固有である可能性もありますが、バッテリー消費や Pixel 10 のタッチの問題など、一般的なバグ修正が含まれていることから、近日中にグローバルで展開される可能性は高いと考えられます。
日本での展開が確認され次第、改めてお伝えします。
出典: 9to5Google, Verizon


