Google Mixoard、Nano Banana Pro でプレゼン自動生成に対応。編集機能や管理も強化

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Google は Google Labs が提供するアイデア可視化ツール「Mixboard」において、最新の Gemini 画像モデル「Nano Banana Pro」を利用したプレゼンテーション生成に対応し、入力機能や編集機能、プロジェクト管理を強化するアップデートの提供を発表しました。

これにより、アイデア出しから資料作成までを一つのツールで完結できるようになり、個人利用からビジネス用途まで幅広く活用できる内容になっています。

目次

Nano Banana Pro を活用したプレゼンテーション生成に対応

今回のアップデートの中心となるのが、Mixboard のボードに配置した画像やテキストを基に、自動でプレゼンテーション資料を作成できる新機能です。

Mixboard はユーザーが作成したボードの文脈と、プレゼンの形式・焦点・好みのデザインスタイルといった追加指示を組み合わせ、AI がスライドを構築します。

搭載される最新の Gemini 画像モデル「Nano Banana Pro」によって、より高品質なビジュアルやテキストが生成されるようになり、アイデアスケッチから実用的な資料までをスムーズに仕上げられます。

使い方は Mixboard のボードを開き、右上にある [Transform] ボタンをクリックするだけです。

なお、生成に関する制限はサーバー負荷やネットワーク状況によって変動する可能性があると説明されています。

入力と編集機能がさらに柔軟に

今回のアップデートでは、自分自身の写真を直接取り込める「Selfie」カメラが追加され、服装の提案などビジュアルを使った検討が手軽に行えるようになっています。

また、対応していなかった PDF のアップロードが可能になりました。既存資料を取り入れてボードを構成できるため、既存コンテンツと新しいアイデアを組み合わせながら作業できます。

さらに、画像に直接落書き(Doodle)をして編集箇所や意図を指示できる機能も追加されました。

自由にマークを記入しながら内容を書き込むことで、より細かい編集指示が簡単に伝えられます。この機能はプレゼン資料の編集にも共通して利用できます。

複数ボードの管理が可能に

ひとつのプロジェクト内で複数のボードを作成・整理できるようになり、用途ごとにボードを使い分けられるようになりました。

たとえば、初期のブレインストーミング、作業途中のメモ、完成版のビジョンといった段階ごとにボードを分けることができ、アイデアを段階的に育てていく作業がより行いやすくなります。

キャンバス自体の表示領域も拡大され、より多くの情報を広いスペースで扱えるようになりました。

まとめ

Mixboard はこれまで「アイデアを広げるためのキャンバス」として提供されてきましたが、今回のアップデートによりプレゼン作成や編集、プロジェクト管理まで含めた総合的な制作ツールへと進化しています。

特に Nano Banana Pro を利用したプレゼン自動生成は、個人の創作から仕事での企画書作りまで幅広く活用できる強力な機能です。

現時点では、インターフェースは英語のみとなっていますが、日本語のプロンプトでも試すことができます。Google Labs の実験的な機能という位置づけですが、興味のある方は試してみてください。

出典: Google Blog

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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