Google の次期廉価モデル「Pixel 10a」に関して、CAD ベースのレンダリング画像が公開され、外観デザインや一部仕様の概要が明らかになりました。
過去にも Pixel 10a とされる背面カバーの写真などがリークされていますが、今回の情報でも、Pixel 10a は現行モデルの Pixel 9a と非常によく似たデザインを採用していることが示唆されています。
Pixel 9a とほぼ同一デザイン。やや厚みのあるボディにデュアルカメラ構成を継承
リークされたレンダリング画像では、Pixel 10a はフラットな背面に一体型のカメラバーを備え、デュアルカメラ構成を継承しています。素材は引き続きプラスチック系と見られ、側面にはアンテナラインと上下のマイクホールが確認できます。
前面は比較的厚めのベゼルを持ち、パンチホール型のフロントカメラを搭載。ボリュームボタンと電源ボタンの配置も従来同様で、Pixel 9a からの大きな変化は見られません。
本体サイズは 153.9 × 72.9 × 9.0mm とされており、6.2 インチの FHD+ OLED ディスプレイ(120Hz)を搭載するとみられます。厚みは Pixel 9a よりわずかに増しており、バッテリー容量の拡大も予想されています。
搭載チップは Tensor G4 の「ブースト版」か
スペックに関しては現時点で詳細が少ないものの、リークでは Pixel 9a と同じ Tensor G4 をベースにした「ブースト版」チップを採用するとの見方が出ています。
Pixel 10 シリーズに搭載されている Tensor G5 は製造コストが高いため、Pixel 10a ではコストバランスを重視した構成になるとみられます。
また、前モデルと同様に 8GB RAM / 128GB または 256GB ストレージ 構成、5,100mAh クラスの大容量バッテリー、および 7 年間のソフトウェアサポート が見込まれています。
発売は 2026 年 3 月〜4 月頃が有力
Pixel a シリーズの発表・発売時期を振り返ると、Pixel 7a(2023 年 5 月)、Pixel 8a(2024 年 5 月)、Pixel 9a(2025 年 4 月)と続いており、Pixel 10a も同様に 2026 年春頃(3〜4 月) に登場する可能性が高いと考えられます。
一部では「2025 年内の登場」という噂もありましたが、例年のスケジュールやリーク時期を踏まえると現実的ではなく、翌年春のリリースが妥当です。
まとめ
現段階の情報では、Pixel 10a は Pixel 9a から大きなデザイン変更はなく、主に性能とバッテリー駆動時間の最適化を図るマイナーチェンジモデルになる見込みです。
価格は前モデル同様の 499 ドル( 79,900 円) からとなる可能性があり、長期サポートを重視するユーザーにとって引き続き魅力的な選択肢となりそうです。





