Google Pixel 10 と 10 Pro の修理部品が iFixit で発売。画面が値上げ、バッテリーとカメラは値下げ

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Google Pixel 10 シリーズの発売に伴い、米国では iFixit で純正修理部品の販売が開始されました。

Pixel 9 シリーズと比較すると、部品によって価格が上下しており、特にスクリーンは値上げ、バッテリーは値下げとなっています。

目次

Pixel 10 Pro:画面は値上げ、バッテリーとカメラは安価に

Pixel 10 Pro では、ディスプレイの修理費用が高くなりました。これは、輝度が向上した高品質なパネルが採用されたことが理由と考えられます。

一方、バッテリーは 10 ドル安くなり、リアカメラに至っては 60 ドルという大幅な値下げが実施されています。

リアカメラの値下げは、前モデルと同じセンサーを流用しつつ光学式手ぶれ補正を改善したことによるコスト調整の可能性があります。

部品Pixel 9 ProPixel 10 Pro
スクリーン212.99 ドル249.99 ドル
バッテリー52.99 ドル42.99 ドル
背面ガラス92.99 ドル99.99 ドル
フロントカメラ59.99 ドル59.99 ドル
リアカメラ259.99 ドル199.99 ドル

背面ガラスのわずかな値上げは、新たに搭載されたワイヤレス充電規格 Qi2 対応のマグネットが影響していると推測されます。

また、最上位モデルである Pixel 10 Pro XL の修理部品も利用可能となっています。

Pixel 10:画面と背面ガラスが値上げ

標準モデルの Pixel 10 では、スクリーンが 20 ドル値上げされたほか、背面ガラスが 30 ドルと大幅に値上がりしています。

一方で、バッテリーは Pixel 10 Pro と同様に 10 ドル値下げされました。

リアカメラの価格は据え置きとなっていますが、新しいセンサーが搭載された影響が、広角および超広角カメラの構成変更によって相殺された可能性があります。

部品Pixel 9Pixel 10
スクリーン139.99 ドル159.99 ドル
バッテリー52.99 ドル42.99 ドル
背面ガラス59.99 ドル89.99 ドル
フロントカメラ59.99 ドル59.99 ドル
リアカメラ159.99 ドル159.99 ドル

Google は修理可能性を推進

Google は、引き続きユーザー自身が修理を行う DIY をサポートしており、Pixel 10 シリーズ 3 機種の詳細な修理マニュアルも公開され、誰でも閲覧できます。ただし、英語とフランス語のみとなっています。

さらに、国際修理デーを記念して、Google、iFixit、uBreakiFix の 3 社は共同で修理の重要性を啓発するイベントを 2025 年 10 月 16 日にニューヨークの Google Store Chelsea で開催します。

イベントでは、Pixel スマートフォンや Pixel Watch、Pixel Buds の一般的な修理に関するライブデモンストレーションなどが行われる予定です。

まとめ

Google は Pixel スマートフォンの修理可能性を高める取り組みを継続しており、一部では Pixel 10 シリーズが「今年最も修理しやすいスマートフォンになるかもしれない」との評価も出ています。

しかし、残念ながら現状ではユーザーによる DIY 修理は日本で提供されていないため、日本のユーザーがこの恩恵を直接受けることはできません。

将来的にこのようなサービスが提供されるかは分かりませんが、今後の国内展開が期待されます。

出典: iFixit, 9to5Google

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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