Google Pixel 10 Pro XL も修理が容易に。分解動画で内部構造が明らかに

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先日、iFixit が「Pixel 10」の分解動画を公開していましたが、続けて著名な YouTuber である JerryRigEverything 氏が、「Pixel 10 Pro XL」の分解動画を公開しました。

この動画により、Pixel 10 Pro XL もユーザー自身による修理のしやすさを重視して設計されていることが明らかになりました。

特にディスプレイやバッテリーといった交換頻度の高い部品が、簡単に取り外せる構造になっています。

目次

Google による修理サポートの充実

JerryRigEverything 氏は分解を始める前に、Google が Pixel 10 シリーズの修理マニュアルを無料で公開している点を高く評価しています。

Pixel 10 Pro XL には 234 ページ、Pixel 10 Pro には 239 ページ、そしてベースモデルの Pixel 10 には 228 ページもの詳細なマニュアルが提供されています。

さらに、iFixit を通じて純正の交換部品が販売されており、ユーザーや修理業者が修理に必要な情報と部品の両方にアクセスしやすい環境が整備されています。

ディスプレイ交換は「ほぼ確実」なほど簡単

分解はディスプレイの取り外しから始まります。動画によると、ディスプレイは金属製のラッチと 1 本のリボンケーブルで接続されているだけのシンプルな構造です。このケーブルは「レゴのように」簡単に取り外せるとのことです。

JerryRigEverything 氏はこのプロセスを「ほぼ確実 (near foolproof)」と評しており、熟練した技術者であればわずか 2 分ほどで画面交換が完了する可能性があるとしています。

接着剤を使わないバッテリー交換

スマートフォンの修理で最も需要の高いバッテリー交換も、非常に簡単に行えるよう設計されています。

背面パネルからアクセスすると、バッテリーには大きな緑色のプルタブが取り付けられています。

他の多くのスマートフォンが強力な接着剤でバッテリーを固定しているのとは対照的に、Pixel 10 Pro XL はこのタブを数回引くだけで簡単にバッテリーを取り外すことができます。

2025 年で最も修理しやすいスマートフォンか

カメラやマザーボードの取り外しには一部隠されたネジがあり、やや複雑な部分はあるものの、充電ポートはハンダ付けされておらず、交換が容易な設計になっています。

総合的に見て、JerryRigEverything 氏は Pixel 10 Pro XL を「今年最も修理しやすいスマートフォンかもしれない」と絶賛しています。

その理由として、ディスプレイやバッテリーなどの主要部品の交換が容易であることに加え、充実した修理マニュアルと純正部品の入手性が挙げられています。

これは、修理が非常に困難とされる Samsung の Galaxy Z Fold 7 のような端末とは対照的です。

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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