Google Pixel 10 シリーズでは、Pixel Launcher でホーム画面を自動回転させる機能「ホーム画面の回転を許可」がなくなり、代わりに「横表示」という固定オプションに置き換えられていることが確認されました。
この変更は、最新の Android 16 QPR2 Beta 1 を搭載した Pixel 8 などでも確認されており、今後のアップデートでより多くの Pixel デバイスに影響が及ぶ可能性があります。
Pixel 10 シリーズでは「横向き固定」に
Pixel 10 シリーズでは、ホーム画面の設定にこれまであった「ホーム画面の回転を許可」というオプションが存在しません。従来の Pixel スマートフォンでは、この設定を有効にすると、デバイスの向きに合わせてホーム画面が縦向きと横向きに自動で切り替わりました。
しかし、Pixel 10 ではこのオプションが「横表示」に置き換えられています。この新しい設定をオンにすると、システム全体の自動回転設定に関わらず、ホーム画面は常に横向きで表示されるようになります。
HelenTech の Pixel 10 Pro でも、ホーム設定は「横表示」となっていることを確認しました。

他の Pixel デバイスにも展開される可能性
この仕様変更は、Android 16 QPR2 Beta を実行している Pixel 8 でも同様に、「ホーム画面の回転を許可」オプションが「横表示」に置き換えられていることが報告されています。
一方で、安定版の Android 16 を搭載した Pixel 7a では、従来の自動回転オプションが引き続き利用可能のようですが、Android 16 QPR2 Beta 1 を実行する Pixel 9 Pro Fold では、該当するオプションが表示されていませんでした。
このことから、今回の変更は Pixel 10 限定の不具合ではなく、Google が将来の Android 16 QPR のアップデートを通じて、すべての Pixel スマートフォンに展開を計画している意図的な仕様変更である可能性が考えられます。
アイコンが消える関連バグも報告
さらに、Android 16 QPR2 Beta を搭載した Pixel 8 で「横表示」のオンとオフを切り替えると、ホーム画面のアイコン(ドックを除く)がすべて消えてしまうという厄介なバグも報告されています。この問題は Google の Issue Tracker にも複数のユーザーから報告が寄せられています。
ベータ版の利用はバグがつきものですが、ホーム画面を再設定する手間が発生するため、現在ベータ版を利用しているユーザーは「横表示」のトグル操作を避ける方が無難です。
まとめ
Pixel 10 シリーズと Android 16 QPR2 Beta で確認されたホーム画面の自動回転機能の廃止は、この機能を活用していたユーザーにとっては不便な変更となるかもしれません。
もし、この変更について意見があるユーザーは、Google にフィードバックを送信することが推奨されています。Google がユーザーのフィードバックを受け、従来の便利な機能を維持することを再検討することが期待されます。
出典: PiunikaWeb