Samsung は、最新フラッグシップモデルの Galaxy S25 シリーズ向けに One UI 8 の 6 番目となるベータ版の配信を開始しました。
今回のアップデートでは、新機能の追加よりも安定性の向上に重点が置かれており、多数のバグ修正が含まれています。
アップデートは英国、インド、ドイツ、ポーランドで先行して配信が開始されており、今後、米国や韓国など他の対象地域にも展開される見込みです。
One UI 8 Beta 6 のアップデート内容
今回リリースされた One UI 8 Beta 6 のアップデートファイルサイズは、約 835MB です。このアップデートには、バグ修正に加えて 2025 年 9 月の Google セキュリティパッチが含まれています。
安定性向上を目的とした主な修正点
公式の変更履歴によると、今回のベータ版ではユーザビリティを向上させるための以下のような修正が行われています。
- ロック画面の通知が不完全に表示される問題の修正
- フォントのレンダリングに関する問題の修正
- Now Bar において、一部のスポーツチームのロゴが正しく読み込まれない問題の修正
- 特定のアプリを使用している際に、画面がロックされる問題の修正
一方で、以前から噂されている「Call Captions」機能について、今回の変更履歴には記載がありませんでした。
他の対象デバイスの状況
Galaxy S25 シリーズが順調にベータテストを進め、今回で6回目のアップデートを迎えたのに対し、Galaxy S24 シリーズなどの他の対象デバイスは、まだ一度しかベータ版アップデートを受け取っていません。
Samsung がこれらのモデルに対しても、速やかに後続のアップデートを配信することが期待されます。
まとめ
One UI 8 Beta 6 は、安定版リリースに向けた最終調整の段階に入ったことを示唆しています。新機能の追加はありませんが、日々の利用における細かな不具合が解消されることで、ユーザーはより快適な操作を期待できます。
日本ではベータプログラムが展開されていないため今回の変更を直接試すことはできません。
しかし、先日発表された Galaxy Z Fold7 / Flip7 が One UI 8 安定版を搭載して登場したことを踏まえると、Galaxy S25 シリーズをはじめとする既存デバイスへの安定版リリースもそう遠くないと考えられ、今後の展開に期待です。