Xiaomi の最新フラッグシップモデル「Xiaomi 15 Ultra」向けに、HyperOS のアップデートが配信され、いくつかのバグ修正と機能改善が行われたことがわかりました。
Xiaomi が公式コミュニティで明らかにした内容と、ユーザーからの報告によって判明したものです。今回のアップデートでは、特にカメラ機能に関する問題の修正やパフォーマンスの向上が図られています。
HyperOS のアップデートによる修正と改善
Xiaomi のスタッフが発表した最適化の進捗と、ユーザーによって報告された新しいアップデート(バージョン 2.0.215.0)の内容を以下にまとめます。
最適化された問題
まず、公式に修正が完了したと報告されているのは以下の 2 点です。
- Xiaomi 15 Ultra のカメラアプリで、ビューファインダーにフィルター効果が表示されない問題
- 一部のシーンで Mi スマート体組成計のデータ読み込みが異常になる問題
特にカメラのフィルター表示に関する不具合の修正は、写真撮影でフィルター効果を多用するユーザーにとって朗報です。

新しいアップデート (HyperOS 2.0.215.0) の内容
さらに、ユーザーへの配信が確認された HyperOS 2.0.215.0.VOACNXM バージョン(ファイルサイズ約 918 MB)では、以下の新機能の追加と最適化が行われています。
- システム
- 横画面アプリの連続高速切り替えに対応
- 横画面アプリの起動・終了の中断に対応
- 2025 年 8 月のセキュリティパッチを統合し、システムのセキュリティを強化
- カメラ
- 夜景撮影の効果を最適化
- 4K / 60 fps のビデオ録画体験を最適化
セキュリティアップデート以外には、主に夜景撮影や動画撮影などのカメラ機能を重視したアップデートとなっています。
現在対応中の問題
あわせて、Xiaomi が HyperOS 全体で現在対応中とされている問題も公開されています。これには「Xiaomi 14 Pro」に関する問題も含まれています。
- Xiaomi 14 Pro (Beta版) でアルバムアプリがクラッシュする問題
- QQ のフローティングウィンドウが異常に動作する問題
- 通知バーのアプリ通知で文字が異常に表示される問題
- 最近使用したアプリ画面で、アプリカードの表示が異常になる問題
- 画面ロック解除後、デスクトップの壁紙がぼやけて表示され、遅延が発生する問題
- セキュリティアプリのスキャンが進まなくなる問題
- 通知バーにメディア通知が表示されない問題
- Xiaomi 14 Pro (2.0.209.2版) で指紋認証のエフェクトが消えない問題

これらの問題についても、今後のアップデートでの修正が期待されます。
まとめ
今回のアップデートは、「Xiaomi 15 Ultra」の主にカメラに関する問題の修正と改善を含む内容となりました。フィルター表示のバグ修正や、夜景撮影・4K 動画撮影の最適化など、ユーザーからのフィードバックが反映された内容となっているようです。
また、対応中の問題リストが公開されることで、Xiaomi が継続的にソフトウェアの改善に取り組んでいることがわかります。これらも今後のアップデートで解消されることに期待です。