Google は、紛失したデバイスやアクセサリなどを探すための「Find Hub」アプリに、最新のデザイン言語である Material 3 Expressive スタイルを導入する準備を進めているようです。
これは、Android Authority が実施した Find Hub アプリ バージョン 3.1.399-3 の APK 解析から明らかになったもので、いくつかの UI の変更点が確認されています。
判明したデザインの変更点
今回の発見では、デバイス詳細ページと連絡先情報ページ、マップ表示のいずれでも Material 3 Expressive デザインが採用される可能性が示唆されています。以下は、Android Authority が実際に変更を確認できるよう共有したスクリーンショットです。

以下は、各項目のデザインの変更点です。
- デバイス詳細ページ
- デバイスの画像が画面中央に配置されるようになります。
- ヘッダーのテキストがより大きく、太字で表示され、視認性が向上します。
- 「出荷時設定にリセット」ボタンが、角の丸い長方形 (ピル形状) のデザインに変更されます。
- 連絡先情報ページ
- ヘッダーは「連絡先情報」から「電話番号とメッセージを入力」という、より具体的な案内に変更されます。
- これまで表示されていたデバイスの画像とメールアドレスは削除され、シンプルな表示になります
- メッセージ入力ボックスが大幅に大きくなり、入力しやすさが改善されると見られます。
- マップ表示
- 画面下部のボトムシートに表示されていたデバイスの画像がなくなります。
- 代わりに、マップ上に直接デバイスの画像が表示されるようになり、どのデバイスがどこにあるか直感的に把握しやすくなります。
- ボトムシート内の設定ボタンと更新ボタンは、円形のデザインに変更されます。
デザイン変更以外の新機能も
今回の APK 解析では、デザイン変更以外にも将来的に追加される可能性のある新機能のヒントが見つかっています。
その一つが、位置情報を共有している特定の人物 (子供や家族など) のためのホーム画面ショートカット機能です。これにより、アプリを開く手間なく、すばやく相手の現在地を確認できるようになる可能性があります。
また、最近では衛星通信を利用した位置情報共有の仕組みについても、より具体的な情報が明らかになっています。
まとめ
まだ正式にリリースされたわけではありませんが、「Find Hub」アプリにも Material 3 Expressive スタイルが採用される可能性は高いようです。使いやすさと見やすさを両立させるための細かい改善が続けられており、今後のアップデートに期待です。
なお、APK 解析で発見された機能は開発中のものであり、最終的に製品版に搭載されない可能性もある点にご注意ください。