Android 版 Google アプリには、検索履歴や保存したアイテムを表示するタブがあります。このタブは最近「保存済み」から「アクティビティ」に名称が変更されましたが、Google は「Journeys」や「Library」など、さらに多くの名称候補をテストしていることが明らかになりました。
この情報は Android Authority が Google アプリのバージョン 16.30.59.ve.arm64 ベータ版を利用している一部のユーザーからの報告や、APK 解析により Google が取り組んでいることを確認したものです。
「保存済み」から「アクティビティ」、さらに変更?
この履歴タブは、以前は「保存済み」という名称でした。しかし、2023 年の秋頃から「アクティビティ」という新しい名称への変更テストが開始され、2024 年の春にはベータ版プログラムで広く展開、その後安定版にも実装されました。
しかし、この変更はまだ最終決定ではなかったようで、ユーザーから同じタブが「Journeys (ジャーニー)」と表示されていることや、安定版でも「Library (ライブラリー)」という名称が確認されており、Google が複数の選択肢を同時にテストしている可能性が示唆されています。

さらに APK 解析から、次のような名称の候補が明らかにされています。
- Hub (ハブ)
- Recents (最近のアイテム)
- You (あなた)
- Your space (あなたのスペース)
これらの名称は、同じ Google アカウントを使用していてもデバイスによって異なる表示がされることがあり、Google が現在も様々なテストを行っていることを示唆しています。
まとめ
Google は、ユーザーにとってより直感的で分かりやすくするため、UI の継続的なテストと改善を行っており、今回の履歴タブの名称変更テストもその一環と考えられます。
とはいえ、コロコロ名称が変わることで機能がわかりづらくなってしまったり、そもそも機能が変わらないのに名称だけが変わるというのもあまり意味はないため、意図のある変更にしてもらいたいものです。