Android Canary で「フォトピッカー」がアップデート。グリッドサイズ変更や複数選択がより簡単に

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Android のプライバシー機能の一つである「フォトピッカー」に、ユーザーの利便性を向上させるための複数の新機能として、写真グリッドのサイズ変更、タップ&ドラッグによる複数選択、コレクションタブの整理機能が追加されました。

Android Authority によれば、これらの変更は 2025 年 8 月の Play システムアップデートが導入された最新版の Android Canary ビルドで発見されたものです。

目次

フォトピッカーに 3 つの新機能が追加

Android 13 で最初に導入されたフォトピッカーは、アプリに共有する写真をユーザーが安全に選択できるようにするための機能です。今回のアップデートにより、「ピンチ操作によるグリッドサイズの変更」、「タップ&ドラッグによる複数枚の写真選択」、「コレクションタブの整理」という 3 つの新機能が導入されました。

ピンチ操作によるグリッドサイズの変更

新しいフォトピッカーでは、画面をピンチイン・ピンチアウトすることで、写真グリッドのサムネイルサイズを自由に変更できるようになります。

これにより、多くの写真の中から目的の一枚を素早く探したいときにはグリッドを縮小して一覧性を高め、似たような写真から最適なものを選びたいときには拡大して細部を確認するといった、状況に応じて操作が可能になります。

タップ&ドラッグによる複数枚の写真選択

従来は、複数枚の写真を選択するときには一枚ずつタップする必要がありました。しかし、新しいインターフェースでは写真の上をタップしたまま指をドラッグする(なぞる)だけで、複数の写真をまとめて選択できるようになりました。これにより、SNS などで一度に多くの写真を共有する際の操作が大幅に効率化されます。

コレクションタブの整理

写真フォルダを管理するコレクションタブも整理され、「このデバイスから」と「アプリから」という2つの新しいセクションが追加されました。

これにより、デバイス本体に保存されているフォルダと、各アプリが作成したフォルダが分類表示されるため、目的の写真が保存されているフォルダを見つけやすくなります。

ただし、一部のフォルダ (WhatsApp や Photo Editor など) が両方のセクションに表示される場合があるほか、スクリーンショットやダウンロードなどのフォルダは、これまで通りメインのコレクションタブに残るようです。

まとめ

今回のフォトピッカーのアップデートは、プライバシーを保護するという基本的な役割を維持しつつ、ユーザーの操作性と利便性を大きく向上させるものです。特に、グリッドサイズの変更や複数選択の新しい方法は、普段から写真を扱う多くのユーザーにとって嬉しい改善になるはずです。

これらの新機能は、現時点では最新の Android Canary リリース (2025年8月の Play システムアップデートを適用) で確認されたものです。そのため、安定版の Android を利用する一般ユーザーに提供されるまでには、まだしばらく時間がかかる可能性があります。

出典: Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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