Google、AI が検索結果を整理する新機能「Web Guide」を発表。Search Labs で実験的に提供開始

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Google 検索の Search Labs でテストされている新しい「Web Guide」機能のイメージ

Google は 2025 年 7 月 24 日(米国時間)、AI を活用して検索結果ページを整理する新しい実験的機能「Web Guide」を発表しました。この機能は、Google Search Labs を通じてオプトインしたユーザーに提供が開始されます。

目次

AI が検索結果をグループ化する「Web Guide」

「Web Guide」は、ユーザーが情報や Web ページをより簡単に見つけられるようにすることを目的としています。この「Web Guide」を使うことで、検索結果に表示される Web リンクを、検索キーワード(クエリ)に関連するトピックや側面ごとに分かりやすくグループ化してくれます。

この機能には、Google Gemini のカスタムバージョンが活用されており、検索キーワードと Web 上のコンテンツの両方をより深く理解し、これまでユーザーが見つけられなかった可能性のある Web ページを効果的に表示できるようになります。

また、この機能は「AI Mode」と同様に「クエリファンアウト」と呼ばれる技術を用いており、入力されたキーワードに対して複数の関連検索を同時に実行することで、最も関連性の高い結果を特定しています。

具体的な使用例

Google は、この機能が特に有効な検索キーワードとして、以下のような例を挙げています。

  • オープンエンドな検索: 「日本での一人旅の方法 (how to solo travel in Japan)」
  • 複数文による詳細な検索: 「家族が複数のタイムゾーンに住んでいるのですが、距離があってもつながりを保ち、親密な関係を維持するための最適なツールは何ですか? (My family is spread across multiple time zones. What are the best tools for staying connected and maintaining close relationships despite the distance?)」

提供方法と今後の展開

「Web Guide」は、まず Search Labs にオプトインしたユーザー向けに、検索結果の「ウェブ」タブ内で利用可能になります。ユーザーはいつでも、この機能をオフにして標準のウェブ検索結果に戻すことができます。

Google はこの実験を通じて、AI による整理がどこで最も役立つかを学び、将来的には「すべて」タブなど、検索の他の部分にもこの機能の展開を検討していくとしています。

まとめ

今回発表された「Web Guide」は、従来の検索結果の表示方法とは異なり、AI がユーザーの意図を汲み取って情報を整理してくれる新しい試みです。特に、漠然とした調査や複雑な質問をする際に、関連性の高い Web ページを見つけやすくなることが期待されます。

この機能がどの地域でリリースされるかについては言及されていませんが、「AI Mode」と同じ技術背景があるとされていることから、米国や英語圏の一部地域から利用可能になるものと思われます。

出典: Google, Google 検索 ヘルプ

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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