Google は Android 版 Google Keep に対し、Material 3 Expressive デザインを反映させるアップデートを展開し始めていることが報告されました。
このアップデートは、2025 年 4 月のウィジェット更新や、今年初めのフローティングアクションボタン (FAB) の変更に続くものとなります。
今回のアップデートはアプリのバージョン 5.25.282.00.90 で確認されていますが、サーバーサイドアップデートによる段階的な展開のため、まだ広く展開されているわけではないようです。
ホーム画面の主な変更点
アップデートによる主な変更はホーム画面とノート内にあります。ホーム画面では、検索バーが新しい Material 3 Expressive コンポーネントに更新され、これまでよりも太いデザインになりました。


検索バーの左側にあるハンバーガーボタンと右側のプロフィールアイコンは、バーの外側に配置されるようになり、視覚的な分離がより明確になっています。
アプリ起動時に表示される「Google Keep」のアニメーションは維持され、検索フィールド内の「メモを検索」というテキストと、その横には単一カラム/複数カラム表示を切り替えるボタンが配置されています。
また、画面右下のフローティングアクションボタン (FAB) のメニューも調整され、アイコンが先に表示されるようになりました。
ノート内の主な変更点
ノート内では、すべてのボタンがコンテナ (枠) に配置されるデザインに変更されました。画面右上にあるピン、リマインダー、アーカイブの各ボタンは、角の丸い四角形のコンテナに収められています。


画面下部にある追加ボタン (+)、色や背景の変更ボタン、書式設定ボタンは円形のコンテナになりました。一方、オーバーフローメニュー (3点リーダー) はピル (錠剤) 型のコンテナで囲まれています。
機能面では、これまでノートの下部に表示されていた「編集日時」が、このオーバーフローメニュー内に移動しました。
今後追加される可能性のある機能
今回のデザイン刷新とは別に、Google Keep には「Find in Notes (ノート内検索)」という新機能が開発中である可能性も示唆されています。この機能は、個々のノート内で特定のテキストを検索できるもので、大量の情報を1つのノートにまとめているユーザーにとっては非常に便利な機能となる可能性があります。
現時点では、この機能をタップするとアプリがクラッシュするとの報告もあり、まだ一般公開の準備は整っていないようです。
まとめ
今回のアップデートにより、Google Keep のデザインは他の Google 製アプリと統一感のある、よりモダンなものへと変更されます。特にボタンがコンテナに収められたことで、各機能の視認性が向上し、直感的な操作がしやすくなることが期待されます。
アップデートはサーバーサイドで段階的に展開されているため、全てのユーザーが利用できるようになるまでには、もう少し時間がかかる可能性があります。筆者のデバイスでもまだ確認することはできませんでした。
出典: 9to5Google