以前、レンダリング画像のリークからも示唆されていましたが、次期 Google Pixel Watch 4 は、充電システムを刷新することが改めて報告されました。
これは Android Headlines によるもので、リークされたレンダリング画像から Pixel Watch 4 は側面充電(サイド充電)に変更されていることが確認でき、この変更により充電は 25% 高速化されるものの、旧モデルの充電器との互換性は失われるとしています。
側面搭載の新しい充電システム
リークされた画像から、Pixel Watch 4 では充電用の接点が従来の背面から、本体の側面 (クラウンがない左側) に移動します。本体側面には充電接点を備えた窪みが設けられ、背面からは接点が完全になくなるとのことです。


この新しい充電方式には、主に 2 つのメリットがあるようです。
- 充電速度の向上: 充電速度が約 25% 高速化されると見込まれています。この新しい充電スタイルが高速化に寄与している可能性が高いとされています。
- 充電中の視認性向上: 時計を横向きの状態で充電できるようになるため、テーブルなどに置いた際にバッテリー残量が確認しやすくなります。
なお、背面の接点がなくなる理由として、新しいセンサー類が搭載されるためだと報じられています。
修理のしやすさも向上
この充電システムの変更は、修理のしやすさにも貢献するようです。これまでの Pixel Watch は修理自体ができませんでしたが、Pixel Watch 4 では技術者が時計の背面を取り外して必要な修理を行えるようになると伝えられています。充電接点を側面に移動させたことで、この背面からのアクセスが容易になったと考えられます。
同梱物と価格について
新しい充電ドックは Pixel Watch 4 の箱に同梱されますが、これまでのモデルと同様に USB-C 電源アダプタは付属しません。充電には任意の 5W の USB-C アダプタが利用できます。
また、この充電ドックは Google ストアで別途購入も可能になる見込みです。価格に関する情報はありませんが、現行の Pixel Watch 3 用充電器が $29.99 であることから、少なくとも同等以上の価格になると予想されています。

これまでの噂について
過去のリークでは、ディスプレイの明るさが最大 3,000nits になり、バッテリー容量もわずかに増加、コプロセッサが「M55」と呼ばれる新しいチップになるなど、小さいながらも重要なアップデートがいくつかあると言われています。
以下は現状における Pixel Watch 4 の仕様に関する予想です。
Pixel Watch 4 41mm モデル | Pixel Watch 4 45mm モデル | |
---|---|---|
OS | Wear OS 6 | |
ディスプレイ | LTPO AMOLED 320ppi 1-60Hz リフレッシュレート 最大輝度 3,000nits | LTPO AMOLED 320ppi 1-60Hz リフレッシュレート 最大輝度 3,000nits |
プロセッサ | Snapdragon W5+ Gen 1 (コプロセッサ: M55) | |
RAM | 2GB SDRAM | |
内部ストレージ | 32GB eMMC | |
バッテリー | 325mAh | 455mAh |
細かい仕様については、こちらの記事をご覧ください。ケースカラーについてはこちら。
まとめ
今回報告された Google Pixel Watch 4 の情報をまとめると、最も大きな変更点は側面充電システムの採用です。これにより、充電速度が 25% 向上し、修理もしやすくなるなどのメリットが生まれる一方で、旧モデルの充電器との互換性が失われるという大きな変化が伴います。
この刷新は新しいセンサーの搭載に関連しているとされ、最大輝度 3,000nits のディスプレイや新しいコプロセッサの搭載といった他の噂とあわせて、Pixel Watch 4 が内部的なアップグレードが中心となることを示唆しています。
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