2026 年に登場が期待される Samsung のフラッグシップモデル「Galaxy S26」シリーズ向けに開発されていた、Samsung が製造する Qualcomm の次世代チップセット「Snapdragon 8 Elite 2 (8 Elite Gen 2)」は、以前の報告に反してまだキャンセルされているわけではないとのリークがありました。
歩留まり問題の改善に向け開発継続か
この情報は、以前報じられていた内容とは異なるものです。当初、Samsung の 2nm GAA (Gate-All-Around) プロセスの歩留まり問題が原因で、このチップの採用は見送られたとされていました。しかし、リーカーの Digital Chat Station 氏によれば、Samsung は 2026 年第 1 四半期に向けて歩留まりの改善に引き続き取り組んでいるとのことです。

コスト削減と価格安定への期待
Samsung 製の Snapdragon 8 Elite Gen 2 (SM8850s) は、TSMC 製に比べて製造コストが低いと報告されています。これにより、Samsung は「Galaxy S25 Ultra」の発売価格である 1,219 ドルに近い価格で「Galaxy S26 Ultra」を提供できる可能性があり、価格の安定化につながると期待されます。
とはいえ、現時点ではこれらの情報もまだリークに過ぎません。Galaxy S26 シリーズの発表は 2026 年初頭と予想されており、それに向けてさらに詳細な情報が明らかになっていくことが期待されます。
なお、通常の Snapdragon 8 Elite 2 は「SM8850」という型番のため、今回報告のあった「SM8850s」とは別のチップセット扱いであることに注意してください。