Google は、Google マップの「フォロー」機能を 2025 年 9 月に廃止することを公式に発表しました。この変更により、ユーザーは他の投稿者をフォローしたり、自身のプロフィールにフォロワーを持つことができなくなります。
昨年の APK 解析情報から一部で予測されていましたが、今回 Google マップのヘルプページが更新され、正式な情報として告知されました。
機能廃止による主な変更点
Google の発表によると、2025 年 9 月以降、以下の変更が自動的に適用されます。ユーザー側での特別な操作は必要ありません。
- フォロー・フォロワーデータの削除: これまでフォローしていたユーザーや、自身をフォローしていたフォロワーに関するすべてのデータが完全に削除されます。
- プロフィールの公開設定は維持: プロフィールの公開・非公開設定には影響がなく、自身の投稿を閲覧できるユーザーの管理は引き続き可能です。
- フォローリクエストの廃止: フォロワー機能がなくなるため、制限付きプロフィールにおけるフォローリクエストの承認・拒否は不要になります。
この「フォロー」機能は、お気に入りのローカルガイドや他のマップユーザーのレビュー、写真などの投稿をフィード形式で確認できるものでした。
ユーザーからの反応は賛否両論あるようで、一部のユーザーからは、スパムやボットと思われるアカウントからのフォローに悩まされていたとしており、機能の廃止を歓迎する声が上がっています。一方、友人や特定の投稿者をフォローし、新しい場所を発見するためにこの機能を活用していたユーザーからは廃止を惜しむ声もあるようです。
代替となる機能
Google は、他の投稿者との交流を続けるための代替手段として、以下の機能の利用を提案しています。
- ローカルガイド コネクト: ローカルガイドの公式コミュニティで、他の投稿者と交流できます。
- リスト機能: 行きたい場所やお気に入りの場所をまとめたリストを作成・共有する機能は、引き続き利用できます。
まとめ
今回のフォロー機能の廃止は、一部のユーザーにとっては残念なお知らせかもしれません。しかし、スパムやボットアカウントの問題が指摘されていたことを考えると、Google がより健全なコミュニティ機能を模索した結果とも考えられます。
今後は、「リスト機能」や「ローカルガイド コネクト」を中心に、Google マップのコミュニティ機能を再構築していくのかもしれません。もし、Google マップでフォロー機能を活用していたユーザーは、代替機能を試してみてはいかがでしょうか。