これまで Google Pixel 9 シリーズ限定で提供されていた Google フォトの AI 編集機能「イマジネーション」が、旧モデルの Pixel スマートフォンにも展開され始めている可能性が報告されました。
「イマジネーション (Reimagine)」は、Google フォトの「編集マジック」内で使うことのできる生成 AI 機能の一つです。ユーザーが見てほしいものを文章で説明するだけで、写真に対して編集を加えることができます。例えば、写真の空を竜巻の空模様に変えるといった、従来では複雑な操作が必要だった編集が簡単にできます。
Pixel 6 と Pixel 8 での有効化報告
「イマジネーション」が Google フォトでリリースされて以後、Pixel 9 シリーズに限定されていましたが、Reddit や Telegram のユーザーから、Pixel 6 および Pixel 8 のユーザーから「イマジネーション」が利用可能になったとの報告が上がっています。
あるユーザーは、Android 16 QPR1 Beta 3 を実行している Pixel 6 で、Google フォトの新しい編集 UI とともに「イマジネーション」が有効化されたスクリーンショットを共有しました。これは、以前から予測されていた通り、Google が Pixel 6、Pixel 7、Pixel 8 シリーズに対して、「編集マジック」のアップグレードを段階的に進めていることを示唆しています。

段階的なサーバーサイドでの展開か
ただし、現時点ではすべてのユーザーがこの機能を利用できるわけではありません。報告によると、同じバージョン (7.37.0.782944147) の Google フォトアプリを使用していても、機能が有効になっていないユーザーもいるとのことです。
これは、アプリのアップデートや OS のバージョンに依存するのではなく、Google がサーバーサイドでのロールアウトを行っていることを示唆しています。
まとめ
Pixel 9 シリーズの登場とともに発表されたこの AI 機能が、ついに旧モデルでも利用可能になりつつあります。
現時点では、Google のテストグループなどに参加している一部のユーザーに限定されている可能性がありますが、対象の Pixel モデルと最新のベータ版 Google フォトを利用している場合は、お使いの Pixel デバイスで機能が有効になっていないか確認してみてはいかがでしょうか。