Google Chrome 138 のアップデートが展開(2025/07/22)。3つのセキュリティ修正を含む

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Google は 2025 年 7 月 22 日(米国時間)、デスクトップ向け Chrome ブラウザの安定版 (Stable) チャンネルをバージョン 138.0.7204.168 (Windows, Mac は .169 も) に、Linux 向けを 138.0.7204.168 に更新したことを発表しました。また、Android 版 Chrome も 138.0.7204.168 へとアップデートされます。

このアップデートは今後数日から数週間かけて、順次展開される予定です。

目次

今回のセキュリティ修正の内容

今回のアップデートには、3 つのセキュリティ修正が含まれています。 Google は、外部の研究者によって報告された 2 つの脆弱性の詳細を公開しました。いずれも深刻度は「High (高)」に分類されています。

  • High CVE-2025-8010: V8 における型混乱 (Type Confusion)
  • High CVE-2025-8011: V8 における型混乱 (Type Confusion)

V8 は、Chrome で採用されている JavaScript エンジンです。今回修正された脆弱性はいずれもこの V8 に関連するものです。また、これらの外部からの報告に加えて、内部監査やファジング (fuzzing) などの継続的な取り組みによって発見された、さまざまな問題も修正されています。

Google は、バグの詳細やリンクへのアクセスについて、大多数のユーザーが修正版にアップデートされるまで制限を設ける可能性があるとしています。

Android 版のアップデート

デスクトップ版と合わせて、Android 版 Chrome もバージョン 138.0.7204.168 へとアップデートされます。このリリースは、今後数日かけて Google Play ストアで利用可能になります。

Android 版のリリースには、安定性とパフォーマンスの向上が含まれており、デスクトップ版と同様のセキュリティ修正が適用されています。

まとめ

今回のアップデートは、深刻度の高い脆弱性の修正を含む重要なセキュリティアップデートです。

Chrome ブラウザは通常、自動でアップデートされますが、ブラウザの右上にあるメニュー (3 つの点) から [ヘルプ] > [Google Chrome について] を選択することで、手動でアップデートを確認・適用することも可能です。

安全にブラウザを利用するためにも、早めにアップデートを適用することをお勧めします。

出典: Chrome Releases

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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