Nothing のサブブランドである CMF は、新型スマートウォッチ「CMF Watch 3 Pro」をグローバルで発表しました。すでに日本でも公式サイトに登場しており、価格は 13,800 円で販売されています。
「CMF Watch 3 Pro」は前モデルから心拍数センサーやバッテリー性能、GPS トラッキング機能が向上しましたが、特徴的であったカスタマイズ機能の一部は廃止されました。
CMF Watch 3 Pro の主な変更点
「CMF Watch 3 Pro」は、前モデルの「Watch Pro 2」からいくつかの点で性能が向上しています。
ディスプレイは 1.32 インチから 1.43 インチの OLED ディスプレイへと大型化し、画面占有率は 10% 向上しました。ヘルストラッキング機能も強化されており、131 種類のスポーツモードに対応するほか、より高い精度を持つ新しい 4 チャンネル心拍数センサーが搭載されています。
また、AI を活用したコーチング機能や、ワークアウト後の要約機能も追加され、ユーザーに合わせたランニングプランやフィットネスに関する分析情報を提供します。また、Nothing によると L1/L5 信号に対応したデュアルバンド GPS を搭載し、高速かつ正確なルート追跡が可能になったとしています。
なお、バッテリー性能も向上しており、通常使用で最大 13 日間の駆動が可能です。
デザイン面では、Dark Grey、Light Grey、Orangeの 3 色展開となりますが、前モデルの「Watch Pro 2」で採用されていた交換可能なベゼルは廃止されました。これにより、ユーザーが外観をカスタマイズする自由度は低くなっています。

アプリの変更点
管理アプリは Nothing の「Nothing X」アプリに統合され、UI (ユーザーインターフェース) も刷新されました。Strava、Apple Health、Google Health Connect との連携にも対応しています。
なお、旧モデルである「CMF Watch Pro」と「Watch Pro 2」も、今後は「Nothing X」アプリへ移行するとのことです。
まとめ
「CMF Watch 3 Pro」は、ディスプレイの大型化や GPS 精度の向上など、確かな性能アップを果たしています。一方で、特徴的であった交換式のベゼルがなくなった点はユーザーによっては残念なポイントかもしれません。
とはいえ、1万円台前半で購入できるスマートウォッチとしては、デザインもさることながら性能と機能でも十分なものを備えていると思いますので、Nothing や CMF スマートフォンとの組み合わせだけでなく、手頃な価格のスマートウォッチを探しているユーザーにも良い選択肢になります。
なお、同日に Nothing は日本国内向けに「CMF Phone 2 Pro」も発売しており、スマートフォンとスマートウォッチをペアで買うのにちょうど良いタイミングではあるので、ぜひチェックしてみてください。