Android 版 Google マップのナビゲーション画面から、YouTube Music や Spotify などの「メディア操作ボタン(メディア再生コントロール)」が利用できなくなっていることが報告されました。これは、今年初めにアシスタントの運転モードが廃止されたことに続く変更です。
アシスタントの運転モード廃止後の代替機能
2025 年 4 月、Google アシスタントの運転モードの提供が終了したことが明らかになりましたが、ユーザーは YouTube Music や Spotify と連携する「メディア操作ボタンを表示」機能を使用して、ナビゲーション中に音楽などを操作していました。

この機能を有効にすると、ナビゲーション画面の下部にバーが表示され、アルバムアート、曲名、アーティスト名、そして再生コントロール(再生/一時停止、スキップなど)が利用可能でした。また、「閲覧」をタップすると、再生するコンテンツの候補が表示される便利な機能も含まれていました。
最新のアップデートで機能が削除
しかし、Google マップのバージョン 25.28 (安定版) および 25.29 (ベータ版) 以降、このメディアコントロールが表示されなくなりました。
さらに、これまで Google マップの [設定] > [ナビ] の設定内に存在した「メディア操作ボタンを表示」のトグルスイッチや、「デフォルトのメディアアプリ」を選択するオプションも削除されています。
この変更が意図的なものなのか、あるいは単なるバグなのかは現時点では不明です。同じ機能が iOS 版の Google マップでは引き続き利用可能であるため、Android プラットフォーム固有の問題である可能性も考えられます。
まとめ
今回の変更について Google から正式な発表はなく、意図的なのかバグなのかは分かりません。しかし、アシスタントの運転モードがなくなったことで、ナビゲーション中のメディアコントロールは多くのユーザーにとって不可欠な機能といえるため、意図的なものではなく、将来のアップデートで機能が復活することが期待されます。
出典: 9to5Google