Android 向けキーボードアプリ「Gboard」が、ユーザーから不評だった絵文字と GIF ピッカーのデザインを修正するアップデートを安定版向けに配信しました。この変更は Android 版 Gboard のバージョン 15.5 で反映されています。
不評だったカルーセルナビゲーションを廃止・削除キー復活
今年 6 月上旬のアップデートで導入されたカルーセル式のナビゲーションは、一部のスマートフォンで項目が画面外にはみ出し、スクロールが必要になるなど、操作を妨げる要因となっていました。
今回のアップデートではこのデザインが廃止され、以前のようにすべての項目が 1 つの画面に収まる、見慣れたレイアウトに戻りました。
また、以前のアップデートで最も不評だった点の一つが「削除キー」がフローティングアクションボタン(FAB)に変更されたことです。この影響で一部のコンテンツが隠れてしまうだけでなく、背景に表示される絵文字などと重なるため直感的に分かりづらいという点から、ユーザーからは不評でした。しかし、今回のアップデートで「削除」キーが以前の位置に復活しました。


まとめ
今回の Gboard のアップデートは、デザイン変更によって損なわれた操作性を、ユーザーの声に応える形で復活させた良い事例です。特に毎日使うキーボードアプリにおいて、削除キーのような基本的な機能の使いやすさは重要なので、今回の復活は歓迎です。
この改善により、多くのAndroidユーザーにとって、絵文字やGIFを使ったコミュニケーションが再び快適になることが期待されます。
出典: 9to5Google