Google は、Gmail のメール作成画面から直接 Google カレンダーの予約ページを共有できる新機能を発表しました。
これにより、ユーザーはメール作成画面から離れることなく、自身の空き時間を共有できるようになります。スケジュール調整の手間が大幅に削減され、特に組織外の相手とのやり取りがスムーズになることが期待されます。
Gmail 上で予約ページの共有が簡単に
これまで、主に組織外のユーザーに自分の空き時間を相手に伝えるには、カレンダーアプリを開いて確認し、その内容をメールに手動で書き込むか、「空いている時間帯を提案」機能を使う必要がありました。あるいは、予約ページを事前に作成して共有することもできましたが、こちらはタブを切り替えるなど少し手間がかかります。
今回のアップデートでは、Gmail のメール作成画面下部にあるカレンダーアイコンをクリックするだけで、既存の予約ページを選択、または新規に作成してメールに直接挿入できるようになります。これにより、複数のタブを開く必要がなくなり、スケジュール管理を Gmail 内で完結させることができます。
利用方法と展開時期
この機能は管理者による設定は不要で、エンドユーザーがすぐに利用できます。メール作成画面で予約ページを追加するには、以下の手順を実行します。
- メール作成画面の下部にある カレンダーアイコン を選択します。
- 表示されるリストから、共有したい 予約ページ をクリックします。(必要に応じて新しい予約ページを作成することも可能です)
- 選択した予約ページがメール本文に挿入されます。
- メールを送信します。

Google カレンダーの予約スケジュールに関する詳細は、Google カレンダーヘルプで確認できます。
この機能のリリーススケジュールは以下の通りです。なお、上記の画像のように、筆者の Google Workspace アカウントではすでに展開されていました。
- 即時リリースドメイン: 2025 年 7 月 15 日より、段階的に展開(機能の表示に1〜3日かかる場合があります)
- 計画的リリースドメイン: 2025 年 7 月 28 日より、段階的に展開(機能の表示に1〜3日かかる場合があります)
この予約スケジュール機能は、すべての Google Workspace ユーザー、Workspace Individual 加入者、および個人の Google アカウントを持つユーザーが追加料金なしで利用できます。ただし、予約スケジュール内の一部の機能は、有料プランの加入者のみが利用可能です。
まとめ
今回のアップデートにより、突発的な打ち合わせの時間調整などが Gmail 内からスムーズに行えるようになります。とくにカレンダーを共有していない社外の顧客やパートナーとのスケジュール調整において便利な機能ですので、時間調整を手間だと感じている人は試してみてはいかがでしょうか。