Samsung、将来の Galaxy は Qi2 マグネット内蔵が標準に?厚み増に関するユーザー調査を実施

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Samsung Galaxy S25 Ultra とSペン、MagSafe 対応ウォレットケースを並べた写真

Samsung の最新フラッグシップモデル、Galaxy S25 シリーズや Galaxy Z Fold 7 / Flip 7 は、ワイヤレス充電規格「Qi2」に対応しています。しかし、その対応は部分的であり、Apple の MagSafe のように充電器やアクセサリーが磁力で本体に固定されるマグネットは内蔵されていません。

今回、SammyGuru の報告によると、Samsung がユーザー向けに実施しているアンケート調査から、将来のモデルでは本体にマグネットを内蔵する可能性があるようです。

目次

現状の Samsung における Qi2 対応

現在の Samsung 製スマートフォンは、Qi2 規格が定める 15W での高速かつ高効率なワイヤレス充電の認証を受けています。

しかし、充電器との正確な位置合わせを行うためのマグネットが本体に内蔵されていないため、この機能を最大限に活用するにはマグネットを搭載した対応ケースを装着する必要があります。

本体が厚くなってもマグネットを内蔵すべきか?

今回明らかになったのは、Samsung が公式のメンバー向けアプリ「Samsung Members」で実施しているアンケート調査の内容です。この調査では、将来のスマートフォンにマグネットを内蔵することについて、ユーザーの意向を問う質問が含まれていました。

とくに、以下の 2 つの質問はマグネット内蔵に関する具体的な内容となっています。

  • もしワイヤレス充電が唯一の充電手段になった場合、MagSafe のようなマグネットによる位置合わせ機能は不便さを軽減すると思いますか?
  • たとえ本体が厚くなったとしても、スマートフォンにマグネットが内蔵されることを望みますか?

後者の質問では、ユーザーは「0.3mm の厚み増なら許容する」、「0.5mm の厚み増なら許容する」、「厚みが増すなら内蔵してほしくない」といった選択肢から回答できるようになっており、Samsung がデザイン(特に薄さ)と機能性のトレードオフを真剣に検討していることがわかります。

Samsung によるマグネット内蔵に関するアンケート調査の画面のスクリーンショット

Qi2 完全対応への動きと今後の展望

この調査は、Samsung が Apple の MagSafe と同様に、Qi2 規格の持つポテンシャルを最大限に引き出すことを検討していることを示唆しています。

Qi2 は、単に 15W の充電速度を実現するだけでなく、WPC (Wireless Power Consortium) によって標準化されたマグネット配置(Magnetic Power Profile : MPP)が最大の特長です。これにより、メーカーを問わず、対応機器同士での快適なワイヤレス充電やアクセサリーの装着が可能になります。

もしユーザーの多くが本体の厚み増を許容するという結果になれば、2026 年発売と噂される Galaxy S26 シリーズや Galaxy Z Fold 8 といったモデルで、マグネットが標準搭載される可能性が考えられます。

現状では、MPP を含む Qi2 規格に完全対応している Android スマートフォンは「HMD Skyline」しかありませんが、これが実現すれば他の Android スマートフォンにはない大きなメリットになる可能性があります。

まとめ

Samsung は、スマートフォンの利便性をさらに向上させるため、Qi2 規格のマグネット内蔵についてユーザーの意見を求めている段階です。

本体の厚みとマグネットによる利便性の向上のどちらも捨てがたいですが、筆者としてはマグネットを内蔵することで利便性だけでなくアクセサリーの自由度も上がると考えているため、内蔵されることに期待したいですね。

出典: SammyGuru

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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