2025 年 8 月の Google Pixel イベントでの発表が期待される次期スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」に関して、新たなスペック情報がリークされました。
この情報は Android Authority によるもので、プロセッサは現行モデルから据え置きとなる一方で、バッテリー容量はわずかに増加する可能性があるようです。
Pixel Watch 4 も Snapdragon W5 を継続か
今回の情報によれば、Google の次期スマートウォッチ「Pixel Watch 4」には、Pixel Watch 2 および Pixel Watch 3 と同じく Qualcomm の「Snapdragon W5 Gen 1」が搭載されるようです。これが事実であれば、3 世代連続で同じプロセッサが採用されることになります。
コードネームに関しては、45mm モデルが「kenari」、41mm モデルが「meridian」と報じられており、それぞれ LTE モデルと Wi-Fi モデルが用意されるとのことです。
バッテリー容量は増加し、充電速度も向上?
プロセッサは据え置きとなる一方で、バッテリー性能の向上が期待され、両モデルでバッテリー容量が増加する見込みです。
今回のリークでは、41mm モデルは 307mAh から 327mAh へと約 7% 増加し、45mm モデルは 420mAh から 459mAh へと約 9% 増加する可能性が示唆されました。
モデル | 41mm モデル | 45mm モデル |
---|---|---|
Pixel Watch 2 | 306 mAh | なし |
Pixel Watch 3 | 307 mAh (+0%) | 420 mAh |
Pixel Watch 4 (予測) | 327 mAh (+7%) | 459 mAh (+9%) |
また、充電速度も向上するとされていますが、現時点で具体的な数値は明らかになっていません。
なお、以前リークされたレンダリング画像では、時計の背面にある充電用の4つのピンが見当たらず、初代のようなワイヤレス充電に対応する可能性が示唆されていました。ただし、これも現時点ではどうなるかは明らかにされていません。
プロセッサ据え置きの背景
プロセッサのアップグレードが見送られる背景には、いくつかの理由が考えられます。
一つは、Qualcomm が開発中とされる次世代のウェアラブル向けチップセットが、Pixel Watch 4 のリリースに間に合わない可能性です。もう一つの可能性として、Google が 2026 年モデルで自社製のカスタムチップに移行する計画があるため、一時的に Samsung の Exynos チップに切り替えるほどのメリットがないと判断したことも考えられます。
現行の Snapdragon W5 Gen 1 は、現在市場に出ている Wear OS スマートウォッチの中でも優れたパフォーマンスとバッテリー効率を実現しており、ここから敢えて変更する必要ないと考えた可能性があります。
まとめ
今回のリーク情報から、Google Pixel Watch 4 はプロセッサこそ据え置きとなるものの、バッテリー容量の増加によって、現行 Pixel Watch 3 よりもバッテリー駆動時間が延びる可能性があります。
前モデルの Pixel Watch 3 もプロセッサは据え置きでしたが、プロセッサの性能とバッテリーの増量、ソフトウェアの最適化によって、Watch 2 から大きく改善していました。今回の Pixel Watch 4 も同様の期待ができ、今後の情報が楽しみです。
なお、今月初めには Pixel Watch 4 のケースカラーとバンドのオプションもリークされました。