およそ 4 年前に発売された Samsung のスマートウォッチ「Galaxy Watch 4」および「Galaxy Watch 4 Classic」について、これまで提供されないと見られていた最新の「One UI 8 Watch (Wear OS 6)」へのアップデートが提供されることが明らかになりました。
当初 3 年間のサポートが予定されていた同モデルにとって、これは 4 回目にして最後のメジャーアップデートとなる可能性があります。
当初は対象外、一転してアップデート提供が明らかに
Samsung が One UI 8 Watch のベータプログラムを発表した当初、対象は Galaxy Watch 5 以降のモデルに限定されており、Galaxy Watch 4 シリーズはサポート対象外とされていました。
多くのユーザーがサポートの終了を予期していましたが、Samsung はこれを覆し、Galaxy Watch 4 および Galaxy Watch 4 Classic に対して One UI 8 Watch アップデートを提供することを認めました。
この情報は X ユーザーによってリークされたファームウェア情報がきっかけとなり、海外メディアのSamMobileなどが報じたことで明らかになりました。リークされたビルド情報の日付はごく最近のものであり、アップデートが現実的であることを示唆しています。
4 回目にして最後の大型アップデート
Galaxy Watch 4 シリーズは、Wear OS 3 ベースの One UI Watch 3 を搭載して発売され、当初は 3 年間の OS アップデートが予定されていました。
今回のアップデートは 4 回目のメジャーアップデートとなり、当初のサポート期間を超える手厚いサポートとなります。しかし、これが同モデルにとって最後のメジャーソフトウェアアップデートになる可能性が高いと見られています。
One UI 8 Watch の主な新機能
One UI 8 Watch では、デザインの刷新と多くの新機能が追加されます。以下はその一例です。
- UIの再設計: より高度で機能豊富なウォッチフェイス、滑らかなアニメーションとトランジション、タイル用の新しいデザイン言語が導入されます。
- アプリランチャーの改善: アプリランチャーは新しい垂直グリッドレイアウトとリストビューに対応し、最もよく使うアプリを上部に表示できるようになります。
- Now Bar 機能: Samsung Health のワークアウト、ストップウォッチ、タイマーなど、進行中のアクティビティを常に表示する「Now Bar」が追加されます。
- 通知機能の強化: 同じアプリからの通知はスタック表示され、スマートフォンを使用中にはウォッチに通知が表示されないなど、よりスマートな通知システムになります。
- 新しいジェスチャー: ダブルピンチやハンドシェイクといった新しいジェスチャー操作が追加されます。
ただし、新しい健康機能である「抗酸化指数」、「就寝時刻のガイダンス」「ランニングコーチ」、「血管負荷」の 4 つについては、Galaxy Watch 4 シリーズでは利用できない可能性が高いとのことです。
まとめ
サポート終了と思われていた Galaxy Watch 4 シリーズに、最新の One UI 8 Watch アップデートが提供されることが明らかになりました。これにより、ユーザーはデバイスをより長く、最新の機能とともに使い続けることができます。
初代 Wear OS 搭載機として登場した Galaxy Watch 4 が、手厚いサポートを受けられるのは評価できるポイントです。さすがに数年前のモデルなので、パフォーマンスに関する懸念は残りますが、アップデートが正式にリリースされることに期待です
出典: SamMobile, 9to5Google