Google Pixel スマートフォン向けに提供されている「Google VPN (Pixel VPN by Google)」アプリに、小規模なアップデートの展開が開始されたことが報告されました。
9to5Google によると、このアップデート (バージョン 1.0.770303564) では、主に Material 3 Expressive デザインの採用や、クイック設定タイルの表示変更など、見た目に関する改善が行われています。
クイック設定タイルの変更
今回のアップデートで、クイック設定 (QS) タイルにいくつかの変更が加えられました。
例えば、海外ではこれまでタイルの 1 行目に「VPN」と表示されていましたが、これが「VPN by Google」に変更されました。日本ではすでに「Google VPN」と表示されているため、今回の変更が適用された場合、どのようになるかはまだ不明です。

現在のところ、2 行目も同様に「Google VPN(海外では VPN by Google)」と表示されていますが、APK ファイルの解析によると、将来的にはこの 2 行目に接続状況を示す内容が表示される可能性があるようです。
発見された文字列によると、以下のような接続状態の表示が準備されています。
- Always on (常時接続)
- Connected (接続済み)
- Connecting (接続中)
- Disabled (無効)
- Paused (一時停止中)
- Error (エラー)
この接続状態を示す表示の機能はまだ展開されておらず、今後のサーバーサイドアップデートで有効になる可能性があります。
Material 3 Expressive の採用
また、アップデートによってアプリ全体のフォントに Google Sans Flex が採用され、ヘッダー部分には最新の Material 3 Expressive スタイルが適用されました。また、VPN のオン・オフを切り替えるトグルスイッチも、円形のハンドル内にチェックマークと「x」が表示される最新の Material 3 Expressive スタイルに変更されています。

まとめ
今回の「Pixel VPN by Google」のアップデートは、主にデザイン面の刷新が中心のマイナーアップデートと言えます。しかし、クイック設定タイルに詳細なステータスが表示されるようになれば、VPN の接続状況が一目でわかりやすくなり、利便性の向上が期待できます。
このアップデートは Play ストア経由で順次展開されていますが、記事執筆時点ではまだ広く展開されているわけではありません。なお、この記事で言及されている一部の機能は、APK ファイルの解析に基づく推測も含まれているため、将来的に実装されない可能性もあります。
出典: 9to5Google