Google は先日の発表に続き、Wear OS 向け「Gemini」の Play ストアでの配信を開始しました。一部のユーザーにはすでに Google アシスタントの置き換えとして利用可能になっています。
Gemini on Wear OS の展開状況
既存の「Google アシスタント」アプリは「Wear OS 版 Google Gemini」に更新されます。更新された Play ストアのリスティングには、アプリのアイコン、スクリーンショット、説明がすべてのユーザー向けに公開されました。

現在のアプリの安定版のバージョンは、2025 年 6 月にリリースされた 1.21.49.763997078 です。Google は昨日、数 KB のサイズのアップデート版 1.21.x ビルドの展開を開始しましたが、これはまだ Google アシスタントのままです。
一方、一部のユーザーは Gemini を有効にするバージョン 1.22.5.780344288 を受け取っています。このアップデートにより、これらのユーザーは更新されたエクスペリエンスにアクセスできるようになります。
本日時点では展開は限定的です。Wear OS 4 以降のデバイス (Pixel Watch、Samsung、OPPO、OnePlus、Xiaomi) では、今後数週間で完全な提供が予定されています。
Gemini の新機能と Pixel Watch との連携
このバージョンは新しい Gemini の 4 色ロゴを特徴としており、現在の Play ストアのスクリーンショットでは、先端が青紫のバージョンが採用されています。更新されたコンプリケーションと、「アクション」を保存して開始できるタイルが提供されます。さらに、マーケティング資料で掲載されたスクリーンショットと比較して、実際の UI では「Ask Google Gemini」ではなく「Ask Gemini」と表示されています。




Google は Pixel Watch における Gemini のヘルプページを公開しており、Google アシスタントと同様に以下の操作が可能であると述べています。
- 運動の管理: 「ランニングを開始して」のように話しかけることで、アクティビティの開始、一時停止、再開、または終了ができます
- リアルタイムの健康指標の取得: 「心拍数は?」や「歩数は?」と尋ねることで、Fitbit Today アプリで現在の統計情報を確認できます
Pixel Watch の場合、Google は Wear OS 向け Gemini を 2025 年 7 月の Pixel Drop の一部として扱っています。これは、「Circle to Search」のアップデートや「Veo 3 on Pixel」と同時に提供される、OS アップデートを伴わない小規模な Feature Drop です。同様の提供形態は、4 月の Gemini Live カメラモードでも見られました。
まとめ
記事執筆時点では、筆者の Pixel Watch 3 ではまだ従来の Google アシスタントのままでした。やはり展開のペースが異なるようですが、Gemini が利用できるようになることで、より多くのことが Wear OS スマートウォッチ上でできるようになるため、今後の展開に期待したいですね。
出典: 9to5Google