Android 版の Google Gemini アプリにおいて、アシスタントとして起動した際のオーバーレイ表示のデザインが更新され始めていることが報告されました。
従来の青紫を基調とした光彩 (グロー) アニメーションから、Google のブランドカラーである赤・黄・緑・青の 4 色グラデーションへと変更が進められています。
この変更は、現在 Google アプリのベータ版ユーザー向けに順次展開されているようです。
新しいグローアニメーション
今回のアップデートにより、ユーザーが Gemini をオーバーレイで呼び出した際に表示されるアニメーションが新しくなります。
これまでの青と紫色が混ざったような光彩から、Google のブランドカラーとなる赤、黄、緑、青の 4 色を用いたグラデーションへと置き換えられます。

全体としては青が基調となっており、インターフェースは以前よりも明るい印象を受けるものになっています。また、音声入力マイクを囲むリングも、新しいデザインでは水色に変更されています。

この変更は、一部のスマートフォンメーカーの広告などで、以前から Google との関連性を分かりやすく示すために 4 色が用いられてきた流れを汲むものと考えられます。
展開状況と今後の変更点
この新しい 4 色カラーのオーバーレイは、現時点ではまだ広く展開されておらず、一部のベータ版ユーザーに限定されているようです。
これは、先週 Android と iOS のホーム画面向けに広く展開された新しい Gemini アイコンに続くデザイン変更となります。
なお、以前から指摘されていたオーバーレイ自体の形状変更 (現在の四角いボックスから丸みを帯びたピル形状へ) については、今回のベータ版ではまだ実装されておらず、色の変更が先行して行われているようです。
将来的には、形状の変更や、より弾むような新しいアニメーションの導入も期待されますが、具体的な時期は不明です。
Web 版の Gemini についても、これらの変更はまだ適用されていません。
まとめ
Google は Gemini のデザイン刷新を進めており、アイコンの変更に続いて、Android アプリのオーバーレイにも Google カラーが反映され始めました。
まだベータ版での部分的な展開にとどまっていますが、今後、形状の変更なども含めた正式なリリースが期待されます。