Samsung が来週開催する Galaxy Unpacked イベントでの予告が噂されている三つ折りの折りたたみ式スマートフォンのデザインが、One UI 8 のアニメーションファイルから明らかになりました。
このデバイスは「Samsung Galaxy G Fold」という名称で登場する可能性があり、そのユニークな折りたたみ機構が注目されています。
One UI 8 のアニメーションで見つかった「Galaxy G Fold」のデザイン
Android Authority が One UI 8 の最新ビルド内にあるアニメーションファイルを解析した結果、Samsung の次期三つ折りフォルダブルスマートフォンのデザインが初めて明らかになりました。このアニメーションは NFC の位置に関するものですが、デバイスの形状をはっきりと示しています。

デバイスの左端の背面パネルには、現在の Galaxy Z Fold シリーズを彷彿とさせるトリプルリアカメラが搭載されると予想されます。中央のパネルにはカバーディスプレイが配置され、折りたたんだ状態での利用を想定した前面カメラも確認できます。
「Galaxy G Fold」は、3 つの背面パネルで構成されるとみられています。特徴的なのは、2 つのヒンジが両方とも内側に折りたたまれる「G 字型」の折りたたみ方式を採用している点です。
これは、HUAWEI Mate XT のような、1 つが内側に、もう 1 つが外側に折りたたまれる「S 字型」とは異なります。この G 字型の折りたたみは、Samsung Display の Flex G プロトタイプと同様の方式です。


なお、アニメーションファイル内では、このデバイスが「Galaxy G Fold」という名称ではなく、「Multifold 7」という開発コードネームで呼ばれていることが判明しています。そのため、「Galaxy G Fold」は最終的な製品名ではない可能性があります。
まとめ
Samsung はこれまで、前回の Galaxy Unpacked で三つ折り式スマートフォンに関するティーザーを一度行ったのみで、具体的な計画は発表されていません。ただし、これまでのリークでは 2025 年内に何らかの動きがあると予想されています。
今回の One UI 8 から見つかったアニメーションファイルは、デバイスの登場を裏付ける重要な情報ですが、あくまで開発中のファイルである可能性を考慮する必要があります。