Google は「Chromecast with Google TV (4K)」 向けに、新しい Android 14 システムアップデートの配信を開始しました。このアップデートは、2025 年 3 月に一度配信されましたが、問題があり取り下げられていたものの修正版となります。
アップデートの詳細
今回配信が開始された新しいアップデートのビルド番号は 「UTTC.241218.008.H1.13427172」 です。以前のビルド (UTTC.241218.004) をインストールしていたユーザーには小規模なパッチとして、まだ Android 12 を利用しているデバイスには大規模なアップデートとして提供されます。
なお、セキュリティパッチレベルは、以前のビルドから変更なく 2025 年 1 月のままです。
主な変更点と修正
Google が公開したリリースノートによると、今回のソフトウェアアップデートには以下の内容が含まれています。
- Android TV のバージョンを 12 から 14 へアップグレード
- Google TV ストリーマー音声リモコンが「リモコンを探す」と「カスタムボタン」に対応
- 2025年1月へのセキュリティパッチ更新
- システムの安定性と改善
筆者の Chromecast with Google TV (4K) は前回のタイミングですでに Android 14 にアップデートされており、今回のアップデートでは 809MB の容量で展開されました。

Reddit ユーザーからの報告によると、今回の新しいビルドでは以前問題となっていた外部ドライブやストレージが使用できない問題や、特定メニューで設定アプリがクラッシュする問題が修正されているとのことです。
一方で、イーサネットアダプターや USB デバッグ (ADB) が依然として機能しないという報告も一部で上がっています。
アップデートの確認方法
この新しい Android 14 アップデートは、お使いの Chromecast with Google TV (4K) で以下の手順で確認・インストールすることができます。
- [設定] > [システム] > [デバイス情報] > [システム アップデート]
まとめ
今回、遅れていた Chromecast with Google TV (4K) への Android 14 アップデートがようやく再開されました。いくつかのバグ修正が行われていますが、Google からは具体的な内容については明らかにされていません。
これにより、ユーザーからの報告で前回のアップデートで発生した問題は解消されているようなので、一安心です。ただし、一部でイーサネットアダプターなどの問題が残っているとの報告もあるため、これらの機能を利用している方はご注意ください。
出典: 9to5Google