Google Workspace for Education のユーザーは、年齢にかかわらず、全員が Gemini アプリを利用できるようになりました。
Google によれば、AI は学習や創造性において貴重なツールとなり得るため、今回の対応は教育現場における AI の活用をさらに促進することが期待されます。
Gemini アプリでできること
すべての Google Workspace for Education ユーザーは、Gemini アプリ(gemini.google.com およびモバイルアプリ)を使って以下のことが可能になります。
- 質問をして、リアルタイムでサポートを受ける
- 授業計画や追加の学習資料を作成する
- 自分の課題についてフィードバックをもらい、理解度を確認する
- AI 駆動型の未来に備えるためのテクノロジー活用を練習する
- 新しいアイデアをブレインストーミングする
年齢の低い生徒向けの特別な機能
18 歳未満の生徒向けには、より厳格なコンテンツポリシーが適用されます。これにより、不適切または有害な可能性のある応答が抑制されます 。また、ConnectSafely および Family Online Safety Institute が推奨する AI リテラシー リソースを含む若年層向けオンボーディング体験が提供され、生徒が AI を責任を持って利用できるようにサポートします。
事実に基づいた質問に対しては、初回時に Google 検索による「ダブルチェック応答」機能が自動的に実行されます。それ以降の検索では、「応答をダブルチェックする」をクリックすることで回答の検証が可能です。
データプライバシーとコンプライアンスについて
Gemini アプリは Google Workspace for Education の利用規約の対象となり、エンタープライズ グレードのデータ保護が含まれます。ユーザーのデータは誰にもレビューされず、AI モデルのトレーニングにも使用されません。
また、Gemini は FERPA、COPPA、FedRamp、HIPAA など、多くの業界規制への準拠をサポートしています。Google は、ユーザーデータの処理について、生成 AI Workspace プライバシーハブに記載されている通りに対応します。
提供状況
今回のアップデートは、Google Workspace Education Fundamentals、Standard、および Plus のすべてのお客様が対象となります 。
詳細については、Google Workspace Updates をご確認ください。