Google は Android Auto のライトモードに関して、先日開催された Google I/O 2025 の開発者向け資料でも言及していますが、具体的なリリース時期についてはまだ明かされていません。
しかし、Android Auto の最新ベータ版の解析により、新しいモード(テーマ)設定に関する詳細が明らかになり、リリースが近づいている可能性が示唆されました。
Android Auto の「ライトモード」
Android Auto のライトモードについては、以前から開発が報じられており、Google も開発中の画面を共有しているなど、その導入を示唆していました。過去の APK 解析では、ナビゲーションバーや各種アプリなど、Android Auto のインターフェース全体に一貫してライトモードが適用される計画であることが判明しています。
新しい設定で、より柔軟な表示が可能に
今回、Android Authority が最新の Android Auto バージョン 14.7.152544 を APK 解析したところ、設定メニューに新たなテーマ切り替えオプションが追加されているのが確認されました。


これにより、これまで Google マップのモードを Android Auto 内でダークモードとライトモードの間で切り替えることしかできなかった制約が解消されます。
新しく追加されるテーマオプションは、「自動」、「ライト」、「ダーク」の 3 種類で、「自動」の設定にすると、接続している Android スマートフォンのテーマ設定に合わせて Android Auto のモードが自動で切り替わります。
この機能は、車載ディスプレイだけでなく、スマートフォン側の Android Auto 設定にも適用され、従来の Google マップの個別テーマ設定に代わるものとなります。
まとめ
この新しいテーマ設定が最新の Android Auto ベータビルドに既に追加されていることから、Google がシステム全体に適用されるライトモードの最終的な調整段階に入っていること考えられます。
Android Auto でライトモードが導入されることにより、日中の運転時など、明るい環境下での視認性向上などが期待されます。