Google は、これまでに何度か Fitbit アプリにおけるデザインの刷新を行っていますが、今回はスマートウォッチやトラッカーのデバイス設定ページのデザインが変更されました。
このアップデートは Fitbit OS を搭載したデバイスが対象で、Pixel Watch のコンパニオンアプリから着想を得た、より直感的で視覚的なデザインへと変更されています。
新しいデバイス設定の主な変更点
以前のタイルベースのインターフェースから、今回のアップデートでデザインが大幅に刷新されました。
Pixel Watch風のUIデザイン
新しい設定ページを開くと、まず現在使用しているデバイスとウォッチフェイスの大きなプレビューが表示されます。その下には接続状況、バッテリー残量、最終同期時刻がリスト形式で表示され、同期ボタンは右上に配置されています。
実際に筆者の Fitbit アプリと Fitbit Charge 6 で確認したところ、今回のデザインの変更が反映されていました。


最も特徴的なのは、画面上部に「ウォッチフェイス」「アプリ」「タイル」といったカードが横一列に並んでいる点です。この UI は Wear OS 搭載の Pixel Watch コンパニオンアプリのデザインに非常によく似ており、タップすると従来と同様の管理画面へ移動します。
設定項目のリスト化
実際に筆者の Fitbit Charge 6 や Sense 2 の場合、設定項目は以下のような一覧で表示されています。なお、デバイスが機能に対応していない場合、設定項目には表示されませんでした。
- 通知: 通話、テキスト、アプリ通知
- デバイス設定: 手首の設定、デバイスロック
- Google: ウォレット、マップ、YouTube
- Fitbit のリマインダーとアラート: 活動リマインダー、目標達成の祝福メッセージ、高 / 低心拍数
- ヒントとサポート: チュートリアル、デバイスガイド、ヘルプ
- システム: ソフトウェアアップデート、切断
- スマート機能: Amazon Alexa、手首での通話、機器内の心拍数
このデザイン変更はスマートウォッチ (Sense、Versa)と Fitbit トラッカー(Charge 6 など) 向けの UI も同様のデザインとなっており、この変更はここ数週間で展開されている模様です。
これまでにもデザイン変更が実施
この変更は、過去1年間にわたってFitbitが段階的に進めてきたアプリ刷新の一環です。これまでに、食事の記録を除くすべての健康統計ページがモダンなレイアウトとグラフに更新され、アプリ自体の設定画面も昨年 6 月にアップデートされています。
Google は今後のアップデートとして、Android 向けの Fitbit アプリに Material 3 Expressive デザインを導入することも予告しており、これにより待望のダークモードが実装されることも期待されます。
まとめ
今回のアップデートで、Fitbit デバイスの設定が視覚的な面で Pixel Watch ユーザーにとっては見慣れたデザインになりました。単純に、今までの Fitbit アプリのデバイス設定画面だけが前時代的過ぎたということもありますが、アプリ全体のデザイン統一が進むことで、デバイスを切り替えた際の違和感は小さくなるものと思われます。
出典: 9to5Google