Google は 2025 年 6 月 10 日(現地時間)、Android デバイス向けに 6 つの新機能を発表しました。これらのアップデートには、グループチャットのカスタマイズ、AI を活用した写真編集、スマートホームデバイスの操作性向上などが含まれています。
Android の新機能(2025年6月)
今回発表された 6 つの主な新機能は以下の通りです。
グループチャットのカスタマイズ機能
近日中に、Google メッセージの RCS グループチャットごとにカスタムアイコンやユニークな名前を設定して、他のチャットと見分けやすくすることができるようになります。

さらに、連絡先リストの中から RCS が有効になっている友人を簡単に確認したり、特定のグループチャットの通知を好きな期間だけミュートしたりする機能も追加されます。
Google フォトの画像エディタが刷新
Google フォトの画像エディタが刷新され、新しいエディタでは、AI によるワンタップでの編集提案機能が利用できます。
また、編集したい部分をタップしたり、丸で囲んだり、ブラシでなぞったりするだけで、直感的な操作が可能です。「イマジネーション」機能を使えば、実現したいイメージを文章で説明するだけで写真に反映させることができ、「オートフレーム」機能はシーンの拡大や最適なトリミングをサポートします。

Google Home のお気に入りをデバイスごとに最適化
Google Home アプリで、デバイスごとにお気に入りのショートカットを設定できるようになります。これにより、スマートホームデバイスにより早くアクセスできます。
例えば、Google TV にはセキュリティカメラを、Android スマートフォンにはキッチンのスピーカーを、Wear OS スマートウォッチにはサーモスタットを、といったように、各デバイスの利用シーンに合わせて最適なショートカットを固定できます。

「安全確認」機能に時間延長オプションを追加
パーソナルセーフティアプリの「安全確認」機能が強化され、チェックイン時間を簡単に延長できるようになります。
運動や一人での外出時に、あらかじめ設定した時間に無事を知らせるこの機能ですが、予定が少し長引いた場合でも、新しい安全確認を作成し直す必要がなくなります。スマートフォンやスマートウォッチから数タップで時間を延長できるため、安心して活動を続けられます。

新しい「絵文字キッチン」で表現が豊かに
Gboard の「絵文字キッチン」に新しい組み合わせが追加され、より表現豊かなチャットが可能になります。
感謝するニンジン(🙏 + 🥕)や、指をさす豚(🫵 + 🐷)など、お気に入りの絵文字をリミックスして、ユニークなステッカーとして友人に送ることができます。
Wear OS ウォッチで公共交通機関の支払いがより早く
Wear OS スマートウォッチでの公共交通機関の支払いが、さらにスムーズになります。都市交通カードを利用している場合、Google ウォレットアプリを閉じたままでもタップ決済が可能になります。なお、クレジットカードやデビットカードでタップ決済を利用する場合は、事前に設定でこの機能を有効にする必要があります。
まとめ
今回発表された機能は、AI の活用やデバイス間の連携強化により、Android デバイスの利便性とパーソナライズをさらに向上させるものです。これらの機能は順次展開される予定です。
詳細については公式サイト(android.com/updates)をご確認ください。
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出典: Google