既存の Pixel デバイスに展開予定の新機能「バッテリーの健全性アシスタント」の設定画面が明らかに

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以前、Google が Pixel スマートフォンのバッテリー寿命を延ばすための新機能「バッテリーの健全性アシスタント (battery health assistance)」を開発中であることをお伝えしました。今回、この機能の詳細と設定ページのスクリーンショットが明らかになりましたので、改めて紹介していきます。

この情報は、Google Pixel 9a に初めて導入された機能の一つですが、今回、AssembleDebug 氏が今後の Pixel デバイスに搭載される機能を手動で有効化し、そのスクリーンショットを公開しました。

目次

「バッテリーの健全性アシスタント」の仕組み

「バッテリーの健全性アシスタント」は、バッテリーの長期的な健全性とパフォーマンスを管理し、スマートフォンの寿命を延ばすことを目的としています。

この機能は、バッテリーの経年劣化が進むにつれて、バッテリーにかかる最大電圧と充電速度を自動的に調整します。これにより、バッテリーへの負荷が軽減され、劣化の進行を緩やかにすることが期待できます。

詳しくは前回の記事でも紹介していますので、詳細については こちらの記事 をご覧ください。

明らかになった設定ページ

リークされた情報によれば、「バッテリーの健全性アシスタント」は、設定アプリ内の [バッテリー] > [バッテリーの健全性] ページに追加されるようです。

公開されたスクリーンショットでは、この機能が「長期的なバッテリーの状態とパフォーマンスを管理するのに役立ちます」と説明されており、有効にすると「バッテリーの経年劣化に伴い、充電性能とバッテリー容量にわずかな変化が見られる場合があります」との注意書きが表示されます。

これについては、前回コード上から確認されたテキストと同じもののようです。

さらに、この項目をタップすると、機能をオンまたはオフにするための専用ページが表示され、トグルスイッチで簡単に切り替えができるようになっています。

対象デバイスと今後の展開

Google は以前、この機能が 「Pixel 9a」 だけでなく、その他の Pixel デバイスにも展開する予定であることを認めており、既存の Pixel スマートフォンにはオプション設定として展開することを示唆していました。ただし、「Pixel 9a」 ではこの機能が標準で有効になっており、設定をオフにすることはできません。

「バッテリーの健全性アシスタント」は、Android 16 安定版のアップデートとともに、対象の Pixel デバイスへ広く展開されると予想されています。この機能が正式にリリースされ次第、改めて詳細をお伝えします。

出典: TheSpAndroid

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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